2021年、サーフィンチャンピオンシップツアー(CT)に4戦参加し、東京オリンピックで銅メダルを獲得した都筑有夢路。11月24日、都内で行われた『GQ MEN OF THE YEAR 2021』の授賞式会場で、THE SURF NEWSの単独ショートインタビューに応え、今年1年を振り返った。
五輪では、タティアナ・ウェストン・ウェブ、サリー・フィッツギボンズ、キャロライン・マークスなど、トップCT選手を抑えて表彰台に上った。一方で、五輪後のチャレンジャーシリーズ(CS)では全4戦中3戦が終わった時点で47位と苦戦中だ。
それでも「オリンピックも良い経験だったけど、その後に3戦ともよくない結果で終わったという経験も良い経験」と振り返る、その朗らかさとポジティブに前を見つめるマインドが都筑有夢路の強さの一つだろう。
そんな都筑有夢路に、オリンピックでの思い出や、現在の心境など、10の質問を聞いた。
■飛躍の2021年を過ごした都筑有夢路に10の質問
1.改めて2021年を振り返って
あっという間に1年が過ぎて、自分の成長を凄く感じられる1年でした。
2.オリンピックを振り返って
結果も銅メダルだったので凄く嬉しいですけど、今まで以上に感謝の気持ちが自分の中で凄いあって。色んな人のサポートでここまでこれたんだなという気持ちがあふれ出て来た感じがした。皆にありがとうっていう気持ちに凄いなりました。
3.オリンピックが意味するもの
コロナで暗いニュースが多い中で、自分がオリンピックで銅メダル獲ったということは、みんなにハッピーな気持ちになれることを届けられたかなと思うと、皆に楽しい気持ちを届けられたかなって思います。
4.五輪から得た学び
オリンピックは日本開催ということもあって、自分のメンタルがゾーンに入った感じだった。皆の応援も凄くあって、そのおかげで試合に向けてゾーンに入った。そういう意味ではいい経験になりました。
5.波乗りジャパンのチームについて
凄い雰囲気がよくて、オリンピックが終わった後解散するのが悲しい気持ちになりました。
6.オリンピック後、次の目標へはどのように気持ちを切り替えたか?
CSに行ったら、海外だし、いつもの場所に戻ったという感じがした。自分のなかでそんなに切り替えたわけではなくて、いつもの場所に戻ったなという感覚で挑みました。
7.CSを振り返って
結果は3戦とも本当よくなくて終わってしまった。この結果を素直に受け止めて次に活かせたらいいなとおもう。オリンピックの銅メダルも凄いいい経験だったけど、その後に3戦ともよくない結果で終わったという経験も、良い経験になっている。また自分が強くなって戻ってこれるなと思う。(具体的には)悔しさも勿論あるし、今までと違う練習の仕方ももっとやっていかなきゃなと思いました。
8.GQアワードのテーマは「YEAR OF THE BRAVE(勇者たちの年)」 今年一番勇気をふり絞った瞬間は?
数えきれないほどある。試合の時に一本一本の波に全部勇気を出して乗っているので、今まで試合で乗ってきた波には勇気を持って挑んでたと思います。
9.オリンピック後、テレビにも沢山出演しましたが、1年前の自分と一番変わったところは
ないです、全く(笑)。テレビは、今まで経験したことないことが経験できて。自分のなかでもモチベーションがあがったし、いい経験になりました。
10.直近の目標と将来の目標
来年のCSでクオリファイしてCTに入ること。ワールドタイトルを取ることが目標です。
(THE SURF NEWS編集部)