9月15日(土)、愛知県田原市で「2018 アーバンリサーチ ISA ワールドサーフィンゲームス」が遂に開幕した。
開幕初日は、参加各国の選手によるパレードやオープニングセレモニーが行われ、全42カ国197名の選手が参加。
世界のプロサーフシーンには普段登場しない国や、サーフィンがあまりメジャースポーツではない国々からの選手も数多く参加し、本大会が単なるメダルや順位を争う場なのではなく、サーフィンを通じてよりよい世界をつくるための平和の祭典だということが改めて感じられた。
全42カ国が参加したパレード・オブ・ネイションズ
全42カ国の選手やISA(国際サーフィン連盟)スタッフが、マーチングバンドと共に、三河田原駅から田原市役所まで練り歩いた。
当日は地元の「田原まつり」も同時開催され、パレード横には山車が。
各国の選手は国ごとのユニフォームを纏いながら国旗を掲げて行進。なかには楽器を鳴らしたり、歌ったり、踊ったりする国もあり、様々な国民性が垣間見れた。
選手団の最後が日本代表。応援に駆け付けた地元の人々やファンが、盛大な声援を送っていた。
全参加国の砂が一つになった開幕式 “The Power of Surfing”
パレード終着点となっていた田原市役所前の特設ステージで、オープニングセレモニーを実施。
ISA(国際サーフィン連盟)フェルナンド・アギーレ会長は、開幕のスピーチで「紛争や困難の続くこの世界で、こんなに沢山の国・選手があつまり、よりよい世界をつくるために“サーフィンの力(the power of surfing)”を平和的に讃えられることを、とてもうれしく思います。」と語った。
また、各国から持ち寄った海の砂を一つの箱におさめ、サーフィンを愛する全選手の絆を象徴する儀式「サンド・オブ・ワールド・セレモニー」もおこなわれた。
トリを務めたチームジャパンは、五十嵐カノアが旗手、大原洋人が開催地である田原の砂を収めた。
フランスのジャスティン・デュポンが選手宣誓。
▼TSNオリジナル動画:2018 UR ISA World Surfing Games オープニングセレモニー
Film by Kenji Iida
15日の記者会見の様子は、地元新聞紙で一面報道されたほか、大手スポーツ紙などもこぞって報道。本大会への注目の高さがうかがえる。
コンテストは16日7:30よりスタートする。日本代表の一番手は大原洋人で、8:30頃からヒート開始予定。試合の様子は、以下からライブ中継でチェック。
▼「2018 UR ISAワールドサーフィンゲームス」のライブ中継
(THE SURF NEWS編集部)