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「エアー、リップ、バレル全てで勝負できるのがトップの条件。」パイプマスターズ、R1スタート

ラウンド1の12ヒート。このコンディションでやるということは、この後波が足りないということで、どうもデカすぎを気にしている感じ。
日曜月曜のスウェルは風も合ってていいんだけど、サイズがデカすぎでパイプではホールドしきれないかもしれない(とはいえワイメアには小さい)みたいな予報で、そのダウン際にどのぐらい日数が取れるか、ってところ。1日半は何とかなりそうなんだけど、それ以上はギャンブルみたいなことらしく、普段なら今日は誰も入ってないでしょ、って感じのコンディションでラウンド1がスタート。まぁ、誰も負けないからいいけど、けっこう歴史に残りそうなひどいコンディションだったよ。風も悪いし。
それでもたま~にこれがパイプバックドアだよな、って感じの波が入ってくるヒートもあって、そこがまたタチが悪い(笑)。

ガブリエル・メディーナ Photo by snowy

ジュリアン・ウィルソンPhoto by snowy

ガブ、ジュリアンはきっちりラウンド3へ。ふたりともちゃんと仕事出来てたと思う。
取りこぼしちゃったのはフィリッペ。
その前のヒートが完全にエアー合戦になってたので、飛んじゃえば何の問題もないと思ったんだけど、飛び封印。飛ばずに勝負、という意地というか作戦というか、心意気というかが取りこぼしにつながったかも。あのコンディション、フィリッペなら何の問題もなく飛べたと思うし。
ラウンド2ではトライアルを勝ちあがったベンジー・ブランドと当たる。コンディションによっちゃかなり危険。

Photo by snowy

ま、パイプマスターズとはいえ、上記のように飛び、リップ勝負とかになったヒートもあり、ハードバレル勝負あり、トライアルと同じように両方対応できるサーファーが勝ったように思う。エアーができて、えぐるリップができて、バレル勝負ができる。これがトップの条件。近頃のトップレベルは一芸じゃダメなんで、大変だなぁと思う。

ケリー・スレーター Photo by snowy

ケリー。朝一ヒートだったんだけど1本だけ来たバックドアを見逃さず8ポイントライド。バックアップがそろわずにラウンド2に回ったけど、さすがな感じだったね。

ジョエル・パーキンソン Photo by snowy

これが本当に最後の試合。この先はワイルドカードも辞退というパーコちゃん。
安定感抜群のバレルチャージでラウンド3に進んだ。

Photo by snowy

ま、ここまでの所、いいのか? これでパイプラインマスターズとか言っちゃって……って感じだけど、次の風のいい日月に期待ですかね。
でも、WSLとしてはできれば明日も半日やっちゃって、あと一日あれば終わる、というところまで無理にでも持っていきたいような雰囲気なんだけどね。

F+編集長つのだゆき


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