URBNSURFの3番目のウェイブパークプロジェクトとなるシドニーオリンピックパーク内での建設が、今週承認された。
現地報道によると、ニューサウスウェールズ州計画環境省が、シドニーオリンピックパーク内に総工費2400万ドル(23億円超)のオープンウォーターサーフラグーンの建設を許可したという。
当プロジェクトの評価・承認にあたった計画環境省のAnthea Sargeantは、現地メディアARCHITECTURE&DESIGNのインタビューに下記のように答えている。
「これは革新的な承認です。海から25キロ離れたシドニーオリンピックパークで、ワールドクラスの波に乗るチャンスを提供します。このラグーンは、ビギナーからベテランまで様々なレベルに合った波を造成することが出来、1時間に80人がライド可能です。2つのサーフブレイクのほか、幼児向けのプールや遊技場、ミニハーフパイプ、ボルダリングなどの施設が出来る予定です。」
URBNSURFは、海での混雑緩和を目的として、オーストラリア内でウェイブプールの導入を計画しており、シドニーは3つめのプロジェクトとなる。
1つ目のプロジェクトであるメルボルンは、2016年9月に建設許可を取得。2つ目のプロジェクトであるパースの建設許可は2018年早期に取得予定となっており、後発プロジェクトのシドニーが先行しての取得となった。
いずれのプロジェクトでもWavegarden社の最新造波装置ザ・コーヴを導入予定のようだ。
メルボルン
2016年9月に建設許可取得。2018年後半オープン予定。
パース
2017年4月にリース契約。2018年前半に建設許可取得予定。2018年後半に建設着手。2020年前半にオープン予定。
シドニー
2018年1月に建設許可取得。2018年中ごろに建設着手予定。2019年オープン予定。
(THE SURF NEWS編集部)
関連記事:
双璧をなすサーフ・ランチとウェイブガーデン。モダンウェイブプールの現状
サーフ・ランチとウェイブガーデンを超えるか? 新鋭ウェイブプール「サーフ・レイクス」
ウェイブプールの特許権争いをしていたケリーとウェバー。ウェバーの現状は!?