ヨーロッパのフリーサーファーを中心に撮影を続ける笹尾和義氏の写真が、欧州最高峰のサーフジャーナルマガジン「Nordic Surfers Mag (ノルディックサーファーズマガジン)」最新刊に掲載される。
「Nordic Surfers Mag」とは
アイスランドなどでの寒冷サーフィンや、デンマークやフィンランドなどでのバックカントリースノーボードなど、極限環境での海や山を冒険する人々にフォーカスした雑誌。さらに、海上における魚や動物保護、水質汚染、マイクロプラスティックなど環境問題についても深く取り扱っている。創刊11年目を迎え、今や欧州全土の写真家やプレーヤーが目指す、アメリカでいうなればSURFER Magazineに匹敵するマガジンと言われている。
日本人として初めて写真が掲載された笹尾和義
昨年発売された27号に、日本人として初めて写真が掲載された笹尾氏。今月発売された29号では、日本のソウルサーファーが特集され、全8ページにわたり笹尾氏の写真が掲載されている。
ゲンテンステックライダーでありPatagoniaフィールドテスターも務めるスズムラアラタや、鈴木PIPPEN俊介、 榊原JUMBO英基といった数々のスタイルマスターが登場する。
笹尾和義コメント
2020年オリンピックが日本で開催されるが、その中に競技としてサーフィンが項目として決定している。人生の全てを捧げオリンピックや世界大会を目指し世界を転戦するサーファーがいるように、サーフィンを競技としてではなく昔の偉人達の古き歴史を学び自分自身と向き合い波を分かち合いながらライフスタイルの一部としているソウルサーファーが存在する。どちらも敬意と尊敬を払う事であり、また異なる捉え方や考え、哲学などを持ち表現しているサーファーが存在し、サーフィンや海から学ぶ人間ドラマがある。私はジャーナリストとしてソールサーファーの人間模様にとても興味があり撮影を続けてきました。
(中略)
今回、ノルディックサーファーズマガジンから声がかかりソウルサーファー特集を考えてると話がありました。私がフォーカスする日本人ソウルサーファーが今回作品として掲載される運びになりました。日本人として足跡を残せた事はとても私自身とても光栄であり、彼らは日本における孤高の存在だと世界各国に証明が出来た事はとても嬉しく思います。最善のギアを選び、信頼できる仲間と共に冒険をして作品と物語を作る。様々な葛藤や苦悩があったからこそ物語は美しく感動を共有できるし、私自身ジャーナリストとして冥利に尽きます。今後も様々なプロジェクトに関わり彼らと共に行動し、撮影を通してより深く己と向かい合いたいと考えています。
また、同じく日本人のソウルサーファーにフィーチャーした作品が、6月15日発売のイタリアサーフジャーナル誌「Sirenemagazine」9号にも掲載されている。
笹尾 和義(sasao kazuyoshi)プロフィール
アメリカカリフォルニアのサーフビーチカルチャーに影響を受け、愛知伊良湖岬でサーフィンを開始。同時にフィルムカメラとムービ撮影を開始、友人達と自作でムービー製作などを手がける。出版社に入社後、師と出会い仕事をを通して、音楽、車、ライフスタイル、サーフィン、ファッション、企画、ディレクター、キュレーターなど様々な事を学び、ストリートカルチャーとビーチカルチャーの歴史に絶大な影響を受け、ライフスタイルの本質的な部分や人間模様を学び人生の生き方を学ぶ。
出版社を退社後、本格的にフリージャーナリストとして活動開始、自分自身の生き方や海から得る人間の本質的なライフスタイル衣食住をテーマに、個性的なフリーサーファーにフォーカスを開始。ポートレート撮影、風景撮影、カタログ撮影、雑誌撮影、WEB広告撮影、プロダクト撮影、水中撮影、海外プレイヤーのエスコートなど数多く携わるようになる。
現在国内と世界各国の国際交流プロジェクトに参加、現地の文化や環境問題、ライフスタイルの撮影を取材。作品を国内外で発表し個展や雑誌、WEBマガジンに掲載している。またカメラ講師の活動開始、旅や撮影で得た様々な事を教壇伝える活動をしている。
Instagram: @330photogalleries
Nordic Surfers Mag公式サイト:http://www.nordicsurfersmag.se/