2020年東京オリンピックで初めて競技に選ばれたサーフィン。
五輪出場選考を兼ねた『ISAワールドサーフィンゲームス』が今年9月に宮崎県・木崎浜で開催され、出場するCT選手も公表されて大きな話題になった。
そして、国際オリンピック委員会(IOC)は、6月25日にスイスのローザンヌで開いた総会で東京の次の2024年、パリオリンピックでもスポーツプログラムにサーフィンを加えることを承認。
その他、スケートボード、スポーツクライミングも東京に続き行われ、新たにプレークダンスが加わるなど若年層を意識した選定をした。
2020年東京オリンピック開催後、その実施状況などを検証して、同年12月のIOC理事会で最終決定される。
今回の承認は世界的にサーフィンがスポーツとして認められている証拠であり、2028年のロサンゼルスオリンピックに繋がる可能性もある。
なお、2024年パリオリンピックでは、すでにパリ五輪組織委員会のトップがサーフィンを人工波施設で行うことを否定。インフラ投資はせず、自然の海で開催するとコメントを発表している。会場は今後決定するとのこと。
5月にビアリッツで開催されたISA世界ロングボードサーフィン選手権にも五輪関係者が視察に訪れていた。
2020年東京オリンピックの開催に併せて千葉の木更津に建設が噂されていた「サーフランチ東京」も採算性の問題などで建設中止になる可能が高く、人工波施設でオリンピックが開催されることは当面なさそうだ。
ISA公式サイト:http://www.isasurf.org/
(THE SURF NEWS編集部)