11月30日、世界規模の通信社AFPが、2024年パリ五輪のサーフィン会場はフランス領ポリネシア・タヒチになる可能性が濃厚であることを報じた。
チョープー(Teahupoo)は、WSLのチャンピオンシップツアー開催地であり、ここ10年間は毎年8月に実施されている。底掘れするレフトのバレルは“世界で最も危険な波の一つ”と言われ、今年の『Tahiti Pro Teahupo’o』ではヘルメットを被って出場したオーウェン・ライトが優勝した。
パリ五輪のサーフィン会場をめぐっては、これまでに組織委が「人工波は採用しない」意思を表明していた。開催候補地として、フランス本土南西部で世界選手権も複数回開催しているビアリッツや、北西部のブルターニュに加え、タヒチも手を挙げていることは既に報じていたが、首都パリから約15,000キロ、フライトは23時間にも及ぶことから、実現性については疑問の声も多かった。
AFPによれば、「国際オリンピック委員会(IOC)がこの計画を承認すれば、12月12日にタヒチが開催地として決定する」というが、「複数の候補地がある場合は開催都市に最も近い場所を選ぶ傾向」もあるという。
(THE SURF NEWS編集部)