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ケリーのプールで行われるWSLファウンダーズカップについて

5月5日、6日にカリフォルニアのサーフランチ(つまりケリーのプール)で行われる、WSLファウンダーズカップ。ミック、ケリー含むWSLゴールデンメンバーの国別対抗試合。観客からは入場料を取る、時間が決まったライブ放送など、すべてにおいてオリンピックを想定してのイベントであることは否定しがたい。本当はこれを日本でやりたかったんだろうけど現状では間に合わず、というところか。今から作って来年の第2回は日本で、って構想もあるかもね。

カリフォルニアの初回ファウンダーズカップに関しては、今チケットを売ってるので、興味のある方はどうぞ、と言いたいところだけど、ゴールデンウイークまっただ中の航空券が高いシーズンの上に、現地でのレンタカー、宿泊費等を考えると、普通の1日チケットが1万円越え、飲み食い自由のVIPエリアに入れて駐車場も用意されてる、VIP2日券が5.5万円程度。最高ランクのVIP+自分もあの波を体験できるチケットとなると、なんと100万円ラインになるので、かなりハードル高めかなぁ、と思う。10歳以下の子供料金もあまり変わらない設定だし、親子で海外旅行がてら、とはいっても、簡単には手が出ないコストではないかと思う。

このサーフランチがオリンピックの波のない時の代替え開催地になり、実際に試合が行われれば、オリンピックランチとか呼ばれて世界的に営業かかるんだろうか。何にしてもこの施設のワールドワイドなマーケティングにとって、東京オリンピックは大きなカギとなる。

世界のプロ組織としてのWSL、世界のアマ組織としてのISAは、過去ずっとVS関係にあったわけで、昔ならオリンピックイコールアマチュアだったわけだけど、今やプロの出入り自由なイベントになっているので、その2組織間のオリンピックをめぐるパワーゲームの激化は想像に難くない。

サーフランチというツール、CT選手という世界のトッププロを手にしているWSLが、IOCとISAの緊密な関係の間にどう割り込むか、的な構造だと思う。表向きにはWSLとISAは密な協力体制だけど、そんなことをまともに信じているメディアは世界にはいない。
オリンピック、という魔物に対して、様々な人の様々な思惑がからみ、サーファーやサーフショップといったコアなマーケットを置き去りにして、政治的パワーゲームは激化していくわけだ。

そんなパワーゲームに全く関係ない、下々の一員の私は、現在ベルズまでの間をシドニーのオレアリー家で過ごしている。ベルズに波がないので、コナーもまだここにいて、今日はクナラエリアのリーフスポットにサーフィンに行った。私はお留守番がてらブログ書きに精を出している、というわけ。

F+編集長つのだゆき

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