マウイ島とモロカイ島を結ぶ『Maui 2 Molokai』やオアフ島とモロカイ島を渡る『Molokai 2 Oahu』で新記録を樹立するなどハイドロフォイルのボードの世界ではもはや右に出る者はいないマウイ島の若き天才ウォーターマン、カイ・レニー。
最近ではハイドロフォイルのボードでニューヨークの自由の女神の前をクルーズしたり、背中に空気で膨らませるニンジンのような形のものを推進力を生む新しい道具として利用するなど新境地を開いている。
そんなカイが現在CTが開催されているフランスのホセゴーでローカルと共にまたしても新しい試みを披露。
今度はハイドロフォイルのボードでは無く、SUPとスノーボード。
ん?スノーボード?と疑問に思う方が多いだろうが、スノーボードなのである。
(正確にはスノーボードのようなシェイプのボードだろう)
事の発端はホセゴーからスペインのバスクの海を子供の頃からホームとするフリーサーファー、フレッド・コンパニョンによる「大きなボードで波に乗り、スモールボードと共にジャンプして波に乗れないか?」というユニークな発想。
このフレッド、SUPとハイドロフォイルのボードを組み合わせた新しいシステムを開発したり、ボディーボードとスノーボードをミックスしたボードで雪山を滑ったり、ただの切れっ端で波に乗ったり、カイを上回るような遊びの天才で、今回のSUPを戦闘機のカタパルトのように利用してスノーボードで波に乗る場面を数年前から自身のYouTubeやInstagramにポスト。
GoProを使用してバレルまで入っているし、カイよりも上手く波に乗っているから驚きだ。
フレッドのInstagramには常識では考えられないような波の乗り方が沢山ポストされているので、ぜひ見て欲しい。
このカタパルトのシステムはカイ・レニー曰く、「人間版のジェットスキー」
その推進力を利用してスノーボードに乗り、まるで普通のサーフボードのように鮮やかなターンを繰り返す。
もしかしたら、JAWSなどのジェットスキーでトーインサーフィンをするようなシリアスなポイントで試す日が来るのかも…。
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@kai_lenny’s “snowboarding” fun with the local @fredcompagnon in Hossegor | Video by @peterkingphoto
(黒本人志)