PHOTO: © WSL Asia

『伊勢志摩プロジュニア』は和井田理央、松田詩野が優勝!「WJC」アジア代表が決定!

12月1日〜9日に台湾の「Jinzun-Harbor」(金樽漁港)で行われるWSLの『World Junior Championship』、通称「WJC」 18歳以下のジュニアによる世界一を決めると同時に翌年のQSのハイグレードのシード権も得られるため、その先のCT入りへの大きなステップとなる重要なイベントになる。 そのアジアリージョナルの代表選考を兼ねたジュニアイベントが10月に2週連続で開催。 初戦、千葉県の千歳を舞台とした『南房総ジュニアプロ』は金沢呂偉、ウィメンズは松田詩野が優勝。 翌週の10月13日〜14日には三重県・伊勢の国府の浜に舞台を移動して第2戦『伊勢志摩プロジュニア』が開催。 高気圧からの吹き出しによる東よりのウネリ、低気圧からの東よりのウネリが入ってコンディションもまずまずだったこのイベントを制したのはインドネシアの和井田理央。 ウィメンズは松田詩野が2連勝を決め、「WJC」の代表選手も決定した。

『今回は、日本での初の優勝だったのでいつも以上に嬉しく思います。ヒートが始まってすぐにユウジ(ニシ)とジョウ(アヅチ)が高得点を出したので少し焦ってしまいました。しかし、南房総の試合後ずっと練習していたエアーアクションを安定して決めることができたので素晴らしいスコアをゲットすることができました。この試合後、ハワイのQS3,000に出場して良い成績を残し、最終的には100位以内に入れるように頑張りたいです。そして、WJCでも良い成績を残したいです』
和井田理央

『南房総ジュニアプロ』で優勝した金沢呂偉がR2で敗退した一方、1月にオーストラリアで開催された「WJC」で日本人として初のファイナル進出、2位に入った安室丈を始め、3位だった西優司。オーストラリアをベースに生活して現地でも結果を出している田中透生と強豪が揃ったファイナル。 25分の前半は安室丈、西優司の二人がハイスコアを出し、バックアップも揃えた西優司がリードしていたが、後半に和井田理央が得意のエアリアルでハイスコアを連発。 9.00のハイエストスコアに加え、トータル17.75のハイエストヒートスコアまで出して圧勝。 WJCの出場権も獲得した。

松田詩野 PHOTO: © WSL Asia

ウィメンズは『南房総ジュニアプロ』のファイナリスト、松田詩野が2戦連続でファイナル進出。 松田詩野が前回ファイナルを逃した脇田紗良と激しい戦いを繰り広げて優勝。 WJCの出場権も獲得した。

『2戦連続で優勝することができ、素直に嬉しいです。前日までは波が小さかったのですが、本線が始まるとファイナルまでずっと素晴らしい波に恵まれて、楽しくサーフィンをすることができました。WJCに出られることに喜ぶのではなく、結果を残せるように今後も練習に励みます』
松田詩野

ウィメンズは代表枠が2名。 2戦のトータルポイントで脇田紗良、野中美波が並んだため、マンオンマンでサーフオフを行い、序盤からスコアを重ねた野中美波が逃げ切る形でもう一つの代表枠を手に入れることに成功した。

西世古篤哉 PHOTO: © WSL Asia

『南房総ジュニアプロ』では16歳以下のカデットが併催されたが、今回は12歳以下のグロムが行われ、国府の浜でサーフショップを営むプロサーファー、西世古文彦の息子、西世古篤哉が優勝。 「WJC」は12月1日〜9日に台湾の「Jinzun-Harbor」(金樽漁港)で開催される。

「WJC」アジアリージョナル代表選手
メンズ
和井田理央
西優司
金沢呂偉
安室丈

ウィメンズ
松田詩野
野中美波

『伊勢志摩プロジュニア』
メンズ
1位 和井田理央
2位 西優司
3位 安室丈
4位 田中透生

ウィメンズ
1位 松田詩野
2位 脇田紗良
3位 中塩佳那
4位 都築虹帆

グロム
1位 西世古篤哉
2位 松本浬空
3位 加藤賢三
4位 渡邉壱孔

『伊勢志摩プロジュニア』公式サイト

(空海)

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。