湘南の松波地下道前で7月8日〜15日に開催されていたQS1,500『Murasaki Shonan Open』
残念ながら今年は天候、波に恵まれなかったが、それも自然を相手とするサーフィンコンテストの宿命。
ディフェンディングチャンピオンの安室丈、小林桂、新井洋人などの強豪が次々と敗退する中、酒匂出身の18歳、鈴木仁がバックハンドでのバーディカルなアクションを武器にファイナルで他を圧倒。
後半に追い上げてきた和井田理央を抑えてQS初優勝を決めた!
鈴木仁インタビュー
「今日QSで初めての優勝。まだ信じられないです。自分にとって素晴らしい一週間でした。このイベントはもっと大きなQSイベントに参加するためのステップとして凄い集中していましたね。国外に出るためにはお金もポイントも必要。この優勝でランキングも上げることが出来ました。この一週間、サポートしてくれた人達、地元の人達に感謝します。この優勝は自分にとって本当に大きいです」
鈴木仁
SFを土壇場で切り抜けた鈴木仁は、ファイナルで和井田理央、塚本勇太、石川拳大と対戦。
プライオリティを上手く使いながらバックハンドでスコアを重ね、トータル11.75で優勝した。
ヒート後半、それまで波を待ち過ぎてリズムにも乗れなかった感があった和井田理央が同じくバックハンドで追い上げてきたが、鈴木仁はプライオリティを利用して巧みにブロック。逆転のチャンスを与えなかった。
2位は和井田理央
2017年から本格的にQSをフォローするようになった和井田理央だが、ハイグレードのイベントで結果を残すことは出来ず、クオリファイにはまだ遠いポジションにいる。
それでも今年はバリ島でのCT『Corona Bali Protected』にワイルドカードとして出場するなど活躍の場を広げて自信をつけ、QSで今年初のファイナルをメイクした。
「日本は大好きだよ。特に今年はこのイベントに参加したかったんだ。ファイナルに向かうまでいくつかの良いスコアを出すことが出来たけど、それはコンディション的にラッキーもあったね。ファイナルで勝つことは出来なかったけど、2位でも嬉しいね。この勢いを次のイベントにも繋げたい」
和井田理央
QS1,500『Murasaki Shonan Open』結果
1位 鈴木仁
2位 和井田理央
3位 塚本勇太
4位 石川拳大
『LONGBOARD STYLE JAM』
サーフィンコンテストの他、JPBA、スケートボード、BMXなど様々な催しが行われた『Murasaki Shonan Open』だが、その中でもスペシャルゲストが参加したのが『LONGBOARD STYLE JAM』
ネーザン・ストローム、デーン・ピーターソン、ジャレッド・メル。
カリフォルニアを代表する3名のロガーが揃い、宮内謙至、中村清太郎、秋本祥平など国内のスタイルマスターと素晴らしいショーを披露した。
『LONGBOARD STYLE JAM』結果
1位 ネーザン・ストローム
2位 吉田泰
3位 ジャレッド・メル、尾頭信弘
5位 宮内謙至、デーン・ピーターソン、森大騎、秋本祥平
『ムラサキ湘南オープン2019』会場リポート
(空海)