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なみのり甲子園こと全国高等学校サーフィン選手権が志田下で開催された

なみのり甲子園。
好きだなぁ、こういうの。基本サーファーは全員きちんと高校を出なさい、と思ってる口うるさいオバサンなので、こういう、現役高校生しか出れない大会、みたいなのは大好きだ。学校に行かないうまいサーファーより、学校に行ってるヘタなサーファーのほうがずっといい。高校ぐらい行っとけ。

発想はすごくいいと思う。ただ、現状はすごく小さなパイだと思う。
高校に通いながらサーフィンをするとなると、日本全国でも海岸線エリア在住に限られるだろうし、この大会が開催されたのは8月12日の日曜日。千葉界隈ならいざ知らず、遠くからやってくるにはお盆時期で、渋滞だの宿泊の混雑だの、けっこうハードルが高かったと思う。盆暮れ正月って言葉もあるように、日本では移動が最も混雑する時期だ。つれてくる親も大渋滞いやだろうし。
春休みとかのほうがラクだったんじゃないのかなぁ。ま、ご本家の高校野球の甲子園が夏なんでね。夏ってことなんだろうと思うけど。

海外では昔からけっこうこういう試合があって、学校行ってる、ってだけじゃなくて、偏差値いくつ以上、みたいなハードルのある大会もある。それだけ教育が重視されてるってことだ。
夏休みなので、志田界隈は本当に子供が多いし、その子供たちのマナーとかけっこうひどい。いつもは土日と夕方だけなんだけど、今は朝昼晩とまんべんなくいる。いてもいいんだけど、あの縦横無尽ぶりというか、好き勝手ぶりというか、誰かがシメてくれ、とたびたび思う。

ま、親も親で、車で連れてきて、あとで迎えにくるわぁ、みたいなノリでそのまま子供だけ海においてっちゃったりするし。見てないところで事故とかあったらどうするんだろう、と他人の子供ながら心配になる。一応ね、監視員もライフガードもいない海だからね。遊泳禁止エリアだし。その辺の認識の甘さというか、危機感のなさというか、最近の親はびっくりだなぁ、と思う。まぁ、そういう人に限って、何か事故が起きた場合、行政の責任にしたりするわけでさ、あなたもすっかりモンスターペアレンツ。
おとな相手にブイブイ波取れるぐらいじゃないと、うまくならない、とか思ってるとしたら大間違い。そういう子はうまくなっても嫌われるだけだし、結果がついてきてステータスがあがると同時に、その辺の性格の悪さを大きく矯正されることになる。
レベルが高い、ということの本質を理解しなくては、本当にレベルの高いサーファーにはなれない。
レベルの高いサーファーというのは、サーフィンも、社会人としての振る舞いも、インタビューの受け答えも、ファンに接する態度も、表向きはすべて優等生、というのが今のシーンだ。昔のようにやんちゃな個性なんて、時代遅れなんだよ。


『全国高等学校サーフィン選手権』大会結果

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スペシャルクラス
優勝 松原渚生  明聖高等学校(千葉県)
2位 金沢呂偉  未来高等学校(高知県)
3位 島田碧人  中央高等学院(東京都)
4位 藤井徳大  高鍋高等学校(宮崎県)

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一般クラス
優勝 吉野真輝  大原高等学校(千葉県)
2位 石田 陸  明聖高等学校(千葉県)
3位 大槻海斗  第一学院高等学校(東京都)
4位 小塙竜生  茂原北陵高等学校(千葉県)

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レディースクラス
優勝 原田 葵  徳島文理高等学校(徳島県)
2位 秋場はな  大原高等学校(千葉県)
3位 井上はんな 大原高等学校(千葉県)
4位 西村 萌  大原高等学校(千葉県)

F+編集長つのだゆき

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