Photo: WSL / Heff

五十嵐カノアが2018年度QSチャンピオン決定、QS最終戦「Vans World Cup」はイズキール・ラウ優勝!

ジークの恩返し。
ハワイのトリプルクラウン、カッコよすぎたパーコちゃんのハレイワ優勝の次はサンセット。結構チャレンジーなコンディションというか、デカいけどちっともよくない、結構疲れる、みたいな感じで、この日にラウンド4から先、ファイナルまで一気に行くというのはファイナリストは4ヒートやるってことで、モロ体力勝負だったと思う。

QSの最終戦で、クオリファイのかかっていたドラマも数々あったけど、ファイナルまでにはすべて決まっていて、ファイナルの結果いかんで……にかかっていたのはQSチャンピオン。グリフィンが優勝すればグリフィン、それ以外はカノアだったので、イズキール・ラウが優勝した時点でカノアのQSチャンプが決まった。
ジークの恩返し……かね。
数年前だったと思うけどジークがクオリファイした時、カノアが自力でCTからクオリファイすれば次点のジークが入れるって時に、カノアが頑張ってCTからクオリファイしてジークを助けたわけだけど、今回はその恩返しで、ジークが勝ったことでカノアにチャンピオンの座。ナイスストーリー。
もう本当にみんな電池切れの所に、波はどんどんジャンクになっていって、クリーンな波がほとんど見当たらない中、マッチョなジークだけがきっちり仕事出来た感じだった。

波はこの先もありそうで、パイプはスタートと同時に始まりそうな感じがするけど、どうなんだろう。
現時点でQSのクオリファイヤーは返り咲き組と、CTボーダーライン組がほとんどなので、QSの11位から下はパイプ次第で入れる入れないが決まる。

ワールドタイトル争いはガブ、フィリッペ、ジュリアン。ガブリード、追う二人はファイナルがマストという厳しい戦いではあるけど、ここにきてジョンジョンの不参戦が決まり、当たって面倒そうなのはケリーだけってことになったのもちょっと影響あるかね。
ジョン様一応サーフィン全然できてるけど、無理して出る理由は全く見当たらないんでね。

F+編集長つのだゆき

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