『エンドレスサマー』のカリフォルニア州ナンバープレートは実現するのか?

昨年急逝した、サーフムービー界のパイオニアであるブルース・ブラウン監督。

彼の代表作である『エンドレスサマー』をモチーフにしたナンバープレートを発行しようと、カリフォルニア・サンクレメンテにあるSHACC(サーフィンの歴史・文化センター)はカリフォルニア州車両管理局に申請していた。

ところが、当局は最終審査の段階で、生産に入る前に7500人以上の事前購入者を募るようSHACCに要請。

この要請を受け、SHACCは事前登録用のサイトを開設した。エンドレスサマープレートに関心を持っている人々の名前を集め、プレートへの需要が十分にあることを州側に証明する。

事前登録サイト

現時点では、事前エントリーを受け付けており、氏名・メールアドレス・居住地・車両台数を登録する。事前購入が可能になり次第アナウンスされるという。

このプレートは、ブルースブラウンフィルムからライセンスされたもので、ポスターをイメージしたデザインになる予定。

無事にナンバープレートとして承認された場合、ナンバープレートの収益の一部がSHACCに寄付され、サーフィンの歴史や文化を伝えていくためのWEBサイト開発費用などに当てられるという。

すでにフロリダ州では実現しているエンドレスサマープレート。カリフォルニア州でも無事に実現するのだろうか?

対象はカリフォルニア州居住者のみとなっており、日本在住者はエントリー出来ないのがもどかしいところだが、近々エンドレスサマープレートの車がPCHを走ると信じて、その行方を見守っていたい。

カリフォルニアの海沿いを走る州道1号線Pacific Coast Highway(PCH)

■エンドレスサマー

ブルース・ブラウン監督の代表作。
1963年撮影。1964年にカリフォルニアで、1966年に世界で公開された。
ロバート・オーガスト、マイク・ヒンソンの二人のサーファーが南アフリカ、タヒチ、オーストラリア、ハワイなどを巡り、パーフェクトな波を探索する。
初めての「冒険旅行記」であると評され、当時多くのアメリカ人に「サーフトリップ」を紹介した。
サーフィンのドキュメンタリー映画として世界的大ヒットを収め、50年以上経った今でも世界中のサーファーから愛され続けている。

■エンドレスサマー事前エントリーサイト
http://www.surfplate.com

■The Surfing Heritage & Culture Center(サーフィンの歴史・文化センター)
SHACC公式HP

COVER PHOTO:カリフォルニア州車両管理局に承認された試作デザイン/The Surfing Heritage & Culture Center

(平野ハナ)

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