今年の抱負を語る黒川日菜子 Photo: THE SURF NEWS

黒川日菜子が2020年東京オリンピックに向け、今年の抱負を語る

1月21日、東京2020五輪・パラリンピック組織委員会は、都内で大会公式決済カード「TOKYO 2020 OFFICIAL CARD」の発表会見を開き、「2018 ISA ワールドサーフィンゲームス」に日本代表として出場して日本女子最高位を残した黒川日菜子が出席。

会見では「今年のISA世界戦でアジアチャンピオンになること」「ワールドランキング20位以内に入ること」と今年の抱負を語った。

ほかにも、2020年にサーフィンが新たに競技種目となることについて、「今までスポーツとしてあまり認識されていなかったが、(新種目に採用されたことで)これまであまりサーフィンに馴染みのなかった人にも見てもらえる機会だと思う」とコメント。

「サーフィンはとても自然と触れ合うスポーツ。だからこその難しさもあるけど、それがサーフィンの魅力的なところ。自然で作り出された波と、そこから繰り出される大技。自然に対して瞬時に判断する、トップの選手達の自然への関わり方をみてほしい。」と、サーフィンの見どころについても語った。

黒川日菜子(左)とパラ陸上競技の鈴木徹(右) Photo: THE SURF NEWS

「TOKYO 2020 OFFICIAL CARD」は、大会公式のクレジットカードとプリペイドカードで、大会エンブレムや公式マスコットがあしらわれた計6デザイン。決済ブランドは大会スポンサーのVISAのみで、五輪チケットの購入や、大会期間中の会場でのグッズ購入での使用が想定されている。

Photo: ©Tokyo 2020

今回の会見には、一般報道やテレビカメラも多数集結。サーフィン競技に特化した内容というよりは、五輪の全体的な話題だったが、このような場にサーフィンの選手が登場したということは、とても大きな変化と言えよう。

これまであまり一般メディアに出演する機会がなかったという黒川日菜子は、終始緊張した面持ちだったものの時折笑顔をのぞかせながら取材陣からの質問に応対。サーフィンの魅力についてもしっかり語っていた。

2020年に向け、サーフィン競技自体や選手へ、さらに世間からの注目が高まっていくことを期待したい。

(THE SURF NEWS編集部)

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