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「サーファーは泳げたから助かった」インドネシア津波被害

12月22日(土)夜、インドネシアで発生した津波が、ジャワ島やスマトラ島の海岸を襲った。

CNNによると、24日までに少なくとも373名が死亡し、1459人が負傷、128人が行方不明。

この津波は、地震によって起きたものではなく、ジャワ島とスマトラ島の間にあるスンダ海峡のクラカタウ火山の噴火によって発生したと見られている。

サーフトリップ先としても比較的有名なこのエリア。Surflineは、現地サーファーの状況をレポートした。

22日夜、ジャワ島の北側にあるチャリタビーチ(Carita Beach)では、「Carita Beach Surfing Festival」の閉会式の最中に津波が到達。参加していたサーファーの一人Diki Zulfikarが証言した。

「沖のほうで1本目の津波が見えて、始めはただスウェルが入って来ただけだと思ったんだ。だけど、どんどんサイズが大きくなって4メートルくらいになった。だから走って逃げたんだ。」

「そして、僕達サーファーは泳げたからラッキーだった。妻と一緒に必死泳いで、なんとか家の2階に逃げられた。その後、また次の津波が来て、一貫の終わりだと思ったけどなんとか生き延びた。本当にたくさんの人が海に飲み込まれていくのを見たよ。」

インドネシア人は、1000人に1人くらいしか泳ぎ方を知らないと言われており、今回の津波でジャワ島や南スマトラ島の多くのサーファーは「自分は泳げたから津波を逃れられた」と感じているという。

火山の噴火活動は今もなお続いており、更なる津波の発生も懸念されている。

なお、バリ島については、今のところこの津波による影響はでていない模様だ。

(THE SURF NEWS編集部)


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