7月18日、東京2020組織委員会は、五輪サーフィン会場である千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸(通称志田下)で、テストイベントの初日を行った。
テストイベントとは、これまでプレオリンピックと呼ばれていたものだが、今回の試合結果は五輪の出場権など関係なく、大会運営や会場設備の確認などを主目的に実施される。
今大会には、五輪と同数の男女各20名の選手が招集され、本番同様のフォーマットで試合を実施。村上舜や大原洋人、松田詩野をはじめとする強化指定選手を中心に、各20名の日本人選手が参加した。
組織委の森泰夫大会運営局次長は、今回の実施項目について「競技エリアの確定、試合の順延や中止があった際の判断や関係各所への連絡プロセスの確認、セキュリティの確認、医療の連携確認を行った」と説明した。
五輪サーフィン競技の試合形式
国際サーフィン連盟エグゼクティブディレクターのロバートJファスロ氏は、今回のヒートフォーマットは「ISAとWSLのハイブリット型」であり、「WSLと合意したフォーマット」と説明。
ラウンド1は4人ヒートが5試合行われ、上位2名がラウンド3にジャンプアップ。
ラウンド2は敗者復活戦となり、5人ヒートが2試合行われ、上位3名がラウンド3に進出。下位2名はここで敗退となる。
ラウンド3以降はマンオンマンで進行し、勝者が次ラウンドに進む。
■試合フォーマット
R1 4人ヒート×5試合
R2 5人ヒート×2試合→ベスト16が決定
R3 2人ヒート×8試合→ベスト8決定
QF 2人ヒート×4試合→ベスト4決定
SF 2人ヒート×2試合
Bronze Medal 2人ヒート×1試合→銅メダル決定
Gold Medal 2人ヒート×1試合→金銀メダル決定
五輪本番のフォーマットについては、今回のテストイベントの結果を踏まえて、多少調整が行われる可能性はあるものの、基本的にはこの形が採用される見込み。
(THE SURF NEWS編集部)