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イズキール・ラウが2度目の制覇!『Vans World Cup』 五十嵐カノアがQSチャンピオンに!

ハワイ・ノースショアで伝統を誇る「トリプルクラウン・オブ・サーフィン」

2018年の初戦、ハレイワでの『Hawaiian Pro』は今年限りで引退を表明しているパーコことジョエル・パーキンソン(AUS)が優勝。

サンセットビーチで開催された第2戦『Vans World Cup』でもパーコはファーストラウンドで圧倒的なサーフィンを見せていたが、R4で姿を消してしまった。
このイベントはトリプルクラウンのタイトルと共にQSで最もグレードが高い10,000、更に最終戦のために来年のCT入り、もしくは残留を目指す選手がひしめき合い、パーコのようなベテランでも振り落とされてしまう。

イズキール・ラウのビックターン
PHOTO:© WSL/Heff

ウネリに恵まれている今年のノースショアを象徴するように期間中はグッドコンディションの日が多かった。

ファイナルデイとなった現地時間12月6日は前日に入ったワイメアカインドの北西ウネリが落ち着き始めたばかり。トレードウィンドも強く、難しい波だったが、R4で南アフリカ出身の21歳、マシュー・マクギヴァリイが見せたソリッドなターンの連続での8.83。ヘビーセクションでのパワフルなレールワーク。
QFでのジャドソン・アンドレ、クオリファイをかけた執念の追い上げや、ジョーディ・スミスのバレル。SFのジョアン・ドゥルー(FRA)のパワフルなバックサイドターン。
ファイナルで他3名を圧倒したジークことエゼキエル・ラウのオープンフェイスでのターンなどハワイらしいダイナミックなショーが楽しめた。

2013年以来、2度目の『Vans World Cup』のタイトルを手に入れたジークはQSランキングの方でリクオリファイを確定させ、最終戦の『Billabong Pipe Masters』に挑む。

「これこそ求めていたものだよ。自分のホームを代表して、それもみんながいる家の前でのパフォーマンスは最高の気分だったさ。自分がしていることに多くの時間を費やし、サポートしてくれている全員のため、ホームでパフォーマンスしたいんだ。今日、その恩返しをすることが出来て本当に嬉しい。すでに心の中でファイナルの準備は出来ていたから、落ち着いて集中し続けることが出来た。ここで優勝出来て最高だよ」
エゼキエル・ラウ

『Vans World Cup』
1位 イズキール・ラウ(HAW)
2位 ジェシー・メンデス(BRA)
3位 ジョアン・ドゥルー(FRA)
4位 グリフィン・コラピント(USA)

2018年QSチャンピオンは五十嵐カノア

2018年のQSが全て終了してランキングが決定した。

『Vans US Open of Surfing』で2連覇を果たし、ポルトガルでのハイグレードで2位に入るなど好成績を重ねた五十嵐カノアが初のチャンピオン!

2位は『Vans US Open of Surfing』でカノアとファイナルを戦い、『Vans World Cup』で4位に入ったグリフィン・コラピント。
スネークことジェイク・パターソンがコーチを務める選手がワンツーフィニッシュを飾った。

ちなみにスネークは『Vans World Cup』で優勝したジーク、7度目のタイトルを獲得したステファニー・ギルモアのコーチも務める。
2018年は「snaketales」にとって大成功のシーズンになったと言えるだろう。

 

 
 
 
 
 
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2019年のルーキーはセス・モニーツ、ピーターソン・クリサント、デイヴィッド・シルヴァ、ソリ・ベイリーの4名。
返り咲き組はライアン・カリナン、リカルド・クリスティ、レオナルド・フィオラヴァンティ、ジャドソン・アンドレ。
QS13位のジャック・フリーストーンは『Billabong Pipe Masters』の結果次第で返り咲きを果たせる。

トリプルクラウン ルーキー・オブ・ザ・イヤー

ウェスレー・ダンタス

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最終戦『Billabong Pipe Masters』はCTイベントのために参加可能な選手が限られる。
そのため、トリプルクラウンのルーキー・オブ・ザ・イヤーは第2戦終了後に発表され、ハレイワで65位。サンセットビーチで7位に入った20歳のブラジリアン、ウェスレー・ダンタスが獲得。
元CT選手のウィゴリー・ダンタスの弟でもあるウェスレーは昨年までのQSランキング3桁から一気に上昇して21位でフィニッシュ。
来シーズンはクオリファイ圏内のトップ10に入ってくる可能性も十分にある。

トリプルクラウン ランキング

ジョエル・パーキンソン 引退の花道を飾れるか?

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ハレイワ、サンセットビーチ、パイプライン。
3イベントの成績で決まるトリプルクラウンのタイトル。

ハレイワで5位、サンセットビーチで2位になったブラジリアンのジェシー・メンデスがパーコを抜いてトップに立った。
3位はジーク。
全ての選手が『Billabong Pipe Masters』に出場するためにタイトルの行方は分からないが、多くの人がパーコに4度目のトリプルクラウン獲得で花道を飾って欲しいと願っているだろう。

トリプルクラウン並びにCT最終戦『Billabong Pipe Masters』は12月8日〜20日にパイプラインで開催。
脇田貴之、鈴木彩加、堀口真平の3名のMCによる日本語でのライブ中継が今年も楽しめる。
嬉しいことにノースショアには次の巨大なウネリが入る予報だ。

【WSL Japan日本語ライブ中継ページ】
『Vans Triple Crown of Surfing』公式サイト
WSL公式サイト

(空海)

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