13日、ボードカルチャー&ファッション展示会『インタースタイル』内で記者会見が行われ、日本でサーフィン競技を統括する3団体が一同に会し、2020年東京オリンピックに向けた日本代表選手の選考などについて、説明が行われた。
出席者は、日本サーフィン連盟(NSA)理事長の酒井厚志氏、NSA副理事長兼東京オリンピック組織委員会サーフィンスポーツマネージャーの井本公文氏、日本プロサーフィン連盟(JPSA)理事長の細川哲夫氏、World Surf League Japan代表の近江俊哉氏。
また、国際オリンピック委員会公認の国際競技連盟である、国際サーフィン連盟(ISA)エグゼクティブディレクター のロバートJファスロ氏も出席し、五輪の選考基準などについて、改めて説明を行った。
2020年オリンピック出場選手選出までの道のり
五輪の選考基準に関して、今回の記者会見では特段新たな発表はなかったが、報道関係者も多く集まるなか、改めて各選抜方法等の確認が行われた。
概要は以下の通り。
■2019年
各リーグでの成績等から強化指定選手75名が選出
↓
3/30-31 強化合宿
↓ (男女各16名を選抜)
5/6-7 ジャパンオープンオブサーフィン
↓ (優勝者男女各1名を含む日本代表選手が確定)
9/7-15 ISA世界選手権に日本代表“波乗りジャパン”として出場
↓
アジアリージョン所属選手のうち最上位になれば、東京五輪代表候補に。
■2020年
五輪前までに、強化合宿・ジャパンオープン・ISA世界選手権が実施され、五輪出場選手が確定する。
また、日本代表選考とは別に、2019年7月18日から21日まで、テストイベントが行われる。
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上山キアヌ久里朱「五輪では金目指したい」
2018年ISAワールドジュニアサーフィンチャンピオンシップで、U-18個人金を獲得した上山キアヌ久里朱が、金メダルをさげて登場。
東京五輪に向けての意気込みを聞かれると「まずは今年のジャパンオープンで優勝し、その後のワールドサーフィンゲームスでも勝ち、オリンピックに出場したい」「(五輪に出られたら)金メダルを目指したい」と堂々と宣言。
日本籍の選手として唯一CTに出場している五十嵐カノアについて聞かれると、「まだ雲の上の存在ですが、もっと上手くなってライバルに上り詰めたい」と答えた。
「JAPAN OPEN OF SURFING」公式サイトもオープン
記者会見内で「JAPAN OPEN OF SURFING」公式ロゴも発表された。デザインは、クリエイティブ・エージェンシー「TUGBOAT」のアートディレクターを務める川口清勝氏。
波の文様を入れ込むことで日本ならではの趣を表現しつつ、今後も同大会が長く続くようにと、シンプルで普遍的なデザインになっている。
「JAPAN OPEN OF SURFING」の公式サイトもオープンした。