元CT選手のクリス・ギャラガーがアメリカサーフィンチームのヘッドコーチに就任した後、元CT選手のブレット・シンプソンがエリートジュニアナショナルチームのヘッドコーチに就任とオリンピックに向けての体制を固めているチームUSA。
目標は2020年東京オリンピックでの金メダル獲得だけではなく、2024年パリオリンピックの成功にまで及んでいると言える。
そんなチームUSAが元NBA選手でオリンピックで2度の金メダルを獲得しているスーパースター、コービー・ブライアントがCEOを務める「Mamba Sports Academy」で2日間の合宿を行った。
2018年12月に開校したばかりの「Mamba Sports Academy」はマリブから内陸に向かったサウザンドオークスにあり、エリートアスリートからアマチュア、子供まで幅広い層のフィジカル、メンタルの強化、改善、向上を目指すために設立されたトレーニング施設。
アメリカらしい広大な敷地にはバスケットボールだけではなく、ほぼ全てのスポーツに対応出来る設備が整っている。
今回の合宿にはコロへ・アンディーノ、セバスチャン・ズィーツ、グリフィン・コラピント、エゼキエル・ラウ、セス・モニーツ、レイキー・ピーターソン、コートニー・コンローグ、キャロライン・マークスが参加。
コービー・ブライアントの他、国内有数の専門家が指導にあたった。
「オリンピックという世界的な舞台で活躍するための準備をするサーフィンにとってエキサイティングな時間。このレベルでの競争はただ身体を鍛えるだけではなく、オリンピック独特の精神的、感情的な部分を訓練することが必要さ。私が2度経験しているオリンピックの経験を活かし、あらゆる指導をするよ。そして、彼らが金メダルを持ち帰ってくることを楽しみにしている」
コービー・ブライアント
「コービー・ブライアントのようなチャンピオンが達成したキャリアや、そのために成し遂げたことを聞いて本当に驚いたんだ。肉体的、感情的、精神的。彼は素晴らしい。そして、ハードコアな人物だよ。言い訳は決してしない。もし、精神力、競争力を兼ね備えているのなら、もっと成長出来るだろう」
セス・モニーツ
2日間のトレーニングの間、コービー・ブライアントはオリンピックに備え、フィジカル面だけではなく、豊富な経験を活かしてメンタル面の重要さを伝えた。
「最初は何が待ち受けているのかわからなかったけど、彼が部屋に入ってきた時、とても落ち着いて姿を現し、自信に満ちていたと感じたわ。夢を成し遂げ、望むものを全て手に入れるために必要なことについて彼と私達が嘘偽りなく同じだったことは素晴らしかった。トップに到達するために必要なこと。何が本当に重要なのか、実際に達成した人の話を聞けて感動したわ」
コートニー・コンローグ
アメリカはオリンピックのメダル獲得数トップ、2位以下を大きく引き離す強豪国。
このような恵まれた環境が次のメダリストを生み出すことにも繋がっていくのだろう。
参考記事
USA Athletes Attend Olympic Training Summit
(空海)