サーファードリームとしてだけではなく、ビジネス面でも期待されているからこそヒートアップしている世界のウェイブプールシーン。
フォアランナーと言えるのはスペインのバスク地方を拠点とするウェイブガーデン社で、これまでにサーフスノードニア(ウェールズ)とNランド(米国テキサス州)がウェイブガーデン社の造波装置を使ったウェイブプールをオープンしています(Nランドはすでにサーフランチに売却済)。
また、現時点においてオーストラリアとイギリスでも建設中となっていて、ライセンス契約により続々とウェイブガーデン社の造波装置を使ったウェイブプールは世界中で増えていくことでしょう。
そのレースに負けじと昨年鮮烈なデビューを果たしたBSRサーフリゾートに造波装置「PerfectSwell(パーフェクトスウェル)」を提供しているアメリカン・ウェイブ・マシーン(AWM)社も参戦。
BSRサーフリゾートが突然のお披露目になったのと同じく、パーフェクトスウェルを用いたウェイブプールがニューヨーク郊外の米国ニュージャー州イーストラザフォードの「アメリカンドリーム」と呼ばれるアミューズメント&ショッピング複合施設にて今秋オープン予定となっています。
同ウェイブプールは、モダンウェイブプールが屋外施設であるにも関わらず、屋内施設ということで冬季休業がなく年中サーフ可能という点がユニークなポイント。
屋内ということは常に無風コンディションとなり、ターンやバレルには良いですが、風を利用するエアリアルサーファーにとっては少し不向きかもしれません。
ウェイブプールの規模は、屋内ウェイブプールとしては最大規模であるものの、BSRサーフリゾートに比べると少しサイズダウンしてライディング距離も短いようです。ですが、波のクオリティは変わらないとのこと。
今回のニュースは降って湧いた話のように思えましたが、調べて見ると過去にはAWM社創業者がサーフパークサミットにて、早ければ2015年1月には建設完了予定と表明していたりと、ウェイブプールには付き物の延期続きだったようです。
さて、AWM社のパーフェクトスウェルを使用したウェイブプールは世界各地で建設予定となっていて、ロシアにもウェイブプールが誕生予定だとか。
日本でも早くモダンウェイブプールが誕生し、是非とも人工波に乗ってみたいものです。
参照記事「THE CREATOR OF WACO’S ARTIFICIAL WAVE TECH ON SURFING’S FRESHWATER FUTURE|SURFER」
参照記事「See the progress on the American Dream water park, now taking shape|northjersey.com」