2020年東京オリンピックのサーフィン競技会場でもある、千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸(通称:志田下)を舞台に、7日間に渡って開催されていた『Ichinomiya Chiba Open』の全カテゴリーが終了。
本大会のメインイベントでもあるメンズQS6000、ウィメンズQS1000は、一足先に5/4(土)にファイナルまで進行し、共に優勝者が決定。
イベント最終日となる本日は、同時開催のIchinomiya Isumi Super Kids Challenge(U16 Cadet、U12 Grom)の残ヒートが行われた後、恒例のエアーショーも開催。また、スケジュールの合間には参加選手らのサイン会も実施され、クロージングセレモニーにも多くの観客が来場。全カテゴリーの表彰式が行われその幕を閉じた。
なお、世界中で開催されているQSイベントの中でも、6000のグレード(メンズ)で開催されている『Ichinomiya Chiba Open』は、国内外を問わずCT入りを目指すサーファーにとっては重要なイベント。
昨年、本大会優勝のライアン・カリナン、2位のセス・モニーツは、共にクオリファイを果たし2019年のCTに参戦中。
同じく、今年優勝のナット・ヤングは、今大会で貴重な6000ptを獲得し現在のQSランキングは2位。2020年のCTリクオリファイ(ナットは元CTサーファー)に向け、大きなアドバンテージを得た。準優勝のエヴァン・ガイゼルマンも含め、シーズン中盤~後半戦の成績次第でCT入りがより現実味を増していくこととなる。
※今大会で好成績を納めた稲葉玲王はQSランキング5位、大原洋人は8位につけているが、最終ランキングは全5戦のポイント合計で確定するため、やはり1戦で6000以上のポイントが1つでも欲しいところ。今後の活躍に期待がかかる。
スケジュール前半を中心に、波・コンディションにも恵まれ、海外著名選手らの参戦、日本人選手の活躍など見所が多かった『Ichinomiya Chiba Open』。
2020年にオリンピックを控えサーフィン競技の注目度が高まる中、来年以降もぜひ本大会が開催されることを期待しつつ、イベントを盛り上げてくれた各選手の今後の活躍に注目しよう。
そして明日からは、同会場にていよいよ『第1回ジャパンオープンオブサーフィン』が開催。
2020年東京オリンピックの日本代表選考にもつながる本大会の様子は、引き続きTHE SURF NEWSからもお伝えします。