4月末にお伝えしたサニー・ガルシアがオレゴン・ポートランドの病院のICU(集中治療室)にいると確認されたニュース。
2014年にうつ病で苦しんでいることを明らかにしているサニーは自殺未遂の可能性もあり、あれから10日間経った今でも彼の容態は公表されていなく、SNS上では「PRAY FOR SUNNY」と彼の回復を祈るポストが増え続けている。
そんなサニーの旧友でもあるテイラー・スティールが1992年に発売された『Momentum 1』を始め、『Momentum 2』『Factory Seconds』 Focus』のサニーのパートをまとめたモンタージュ映像を公開。
ケリー・スレーター、ロブ・マチャド、テイラー・ノックス、シェーン・ドリアン、カラニ・ロブ、ロス・ウィリアムス、パット・オコーネル、ベンジ・ウェザリーなどのモーメンタム世代と同世代のサニーだが、彼らがテールスライドするセクションをフルレールのカービングで攻めたり、エアリアルの’エ’の字も出ないような明らかにオールドスクールのサーフィンをしていた。
しかし、17歳にして2xワールドチャンピオンのトム・キャロルを倒した彼のライディングはある意味ニュースクールとも考えられ、テイラー・スティールはサニーの無骨なマニューバーをムービーに使用。
テイラーの推測は当たり、2000年にサニーはロブ・マチャド、シェーン・ドリアン、カラニ・ロブなどのモーメンタム世代の主役を倒し、ワールドタイトルを獲得する。
あれから約20年、すでにコンテストの第一線からは退いているが、サーファーとして強い存在感を放っている。
偉大なレジェンドの回復を祈る。
(黒本人志)