現在ワールドランキング1位のジョン・ジョン・フローレンス(26歳)が、7月9日から南アフリカのJベイで行われるチャンピオンシップツアー(CT)第6戦 を欠場することを、自身のInstagramで 発表した。原因は右膝靭帯の損傷で、復帰は来シーズンになる可能性もある。
2018年、バリで開催されたCT第5戦『Corona Bali Protected』のフリーサーフィン中に右膝を負傷し、第6戦以降は治療に専念するため全て欠場していたジョンジョン。
ようやく復帰した今シーズンは、既に実施された5戦中2戦優勝と好調でワールドランキング1位につけていたが、ブラジルでの第5戦『Oi Rio Pro』のラウンド4で再び同じ右膝を負傷し、準々決勝を棄権していた。
3度目のワールドタイトル、五輪出場、9月の来日も見送りか?
2016年・2017年と2年連続でワールドチャンピオンの座に輝き、今シーズンも年間11戦中5戦終了時点でランキング1位につけていたジョンジョン。今回の怪我により、残り全戦欠場となれば3度目のタイトルは先送りになるのは確実。
また、今シーズンのCT最終ランキングは、2020年東京五輪の出場権がかかっており、男子10位以内かつアメリカで上位2位に入る必要がある。コロヘ・アンディーノ、コナー・コフィン、ケリー・スレーターの最終結果によっては、ジョンジョンが米国代表から外れる可能性もある。
さらに、今年9月に宮崎で開催予定の「ISAワールドサーフィンゲームス」についても、2020年東京五輪出場選考を兼ねた今大会に自動エントリーされているジョンジョンだが、回復状況によってはこちらも欠場の可能性がある。
今年はコンテストも、試合以外のときも、本当に楽しい時間を過ごしていたんだ。だけど残念なことに、ブラジルで前十字靭帯を断裂してしまった。Jベイは欠場予定で、今シーズンの残りのイベントも全て欠場するかもしれない。手術を受けることにしたから、来年は100%で戦えるようにするよ。これから自分が歩んでいく道のり、そのなかでどんなことが学べるのかが楽しみ。みんなサポートありがとう!
SURFER AWARDSの人気サーファー投票では、シーズンの半分欠場していた昨年でも1位を取るなど、世界中にファンの多いジョンジョン。怪我の場合の各種措置なども考えられるため、最終的にどのような展開になるかはまだ分からないが、まずは早期の回復を願う。THE SURF NEWSでも進展があり次第お伝えする。