2018年1月に日刊スポーツで報じられた五十嵐カノアの2020年東京五輪、日本代表を視野に入れた動き。
2月には正式にNSAから強化指定選手として名前が掲載されていたが、3月11日から開幕するCTを前にWSLからも五十嵐カノアが日本人として登録を変更したと公表された。
WSLの記事によると日本のファンに向けてのメッセージが主で、オリンピックへの思いが綴られているが、自身のinstagramでは生まれ育ったカリフォルニア・ハンティントンビーチ、アメリカへの思いがポストされている。
アメリカで世界トップレベルのコンペティターとして成長し、日本では成人となる20歳、そしてオリンピックを機会に自らのルーツである日本で新たなキャリアをスタートさせる決意を固めたカノア。
平昌オリンピック開催中でオリンピックに興味が集まっているこの時期。
オリンピックでサーフィンが行われること自体、未知のことで想像もつかないが、五十嵐カノアが日本代表として世界の舞台に立つことを考えるとワクワクする。
子供の頃からサーフィンで世界を旅行することが出来て本当に幸運だと思うよ。
ハンティントンビーチで成長し、アマチュア、プロの組織でサーフィンして自分はサーファーになった。
アメリカはいつだって自分の故郷だし、ファンやスポンサーからのサポートと愛を沢山貰った。
与えられた全てのこと、この道を支えてくれた全ての人に本当に感謝しているよ。
日本代表としてオリンピック代表の可能性を得たことや、CTに出場することは大きな名誉であり、誇りなんだ。
自分が世界中、特にアメリカで学んだ全てのものを注ぎ、アジア諸国の皆と一緒に独自のサーフカルチャーを開拓することは凄い楽しみなことだし、新しいチャレンジさ。
2018年以降もサポートしてくれる全ての人に感謝します。
(空海)
COVER PHOTO:© WSL / Poullenot