台風経路図(10月11日8:55)気象庁HPより

週末はどこに波がある?TSN週間波予想(10月11日)

先週お伝えした次の台風が予想通り発生。
台風19号は先日千葉を中心に多大な被害を与えた台風15号と同じようなコースを辿る可能性がある。
すでにウネリも強く、クローズアウトしている場所が多い太平洋側。
進路にあたる地域の方は厳重な警戒を。

台風19号の予想進路と連休中の波

気象衛星画像(10月11日8:45)

中心気圧915hPaまで発達した台風19号は気象衛星画像を見ても分かる通り、目がはっきりしている。
これは強い台風の特徴であり、雲の範囲は日本列島を覆ってしまうほどの大きさ。

11(金)の朝の時点で小笠原近海を北西進中で、12(土)朝に八丈島の西南西、その後は関東に接近・上陸する可能性があり、13(日)朝には三陸沖に抜けて14(月・体育の日)に千島の東で温帯低気圧に変わる模様。

台風19号からの強い南東よりのウネリですでに関東はクローズアウトしている場所が中心。
湘南ではリーフブレイクなど限られた場所でのサーフィンとなっている。

今のところ強いウネリのピークは12(土)〜13(日)で、東よりの風、南よりの風に変わりながら非常に強い状態が続く見込みなので、海に近づくのはもちろん、外出さえも危険な状態。

台風が抜けた後、14(月・体育の日)は北東風に変わり、湘南や千葉でも落ち着く傾向となりそうだが、基本的にはハードなコンディションが続くことが予想されるので、くれぐれも無理な行動はしないように。

ウネリや台風の進路を考慮すると茨城では比較的落ち着いた状態が続くことが予想されるものの、台風が抜けた後、北東風の影響が気になってしまいそうだ。

西日本では台風の進路の西側で吹く北よりの風が12(土)をピークに強まる見込み。風のピークが過ぎる13(日)〜14(月・体育の日)は落ち着く傾向となりそう。

日本海でも12(土)をピークに北よりの風が強まる見込み。風波が強まり、風がおさまる13(日)〜14(月・体育の日)は回復傾向となることが予想される。

台風19号は過去最大級の勢力で上陸する可能性がある。
停電や大雨に備えるなどサーフィンよりも防災対策を優先させよう。

Waveシミュレーター 提供:BCM
週間天気図 10/13(日)21時/提供:BCM

(THE SURF NEWS編集部)

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