Back Home Again!:青田琢二のディストピア
「自然の流れでいまの生活になった」青田琢二
青田琢二氏は昭和の時代に活躍したプロサーファーで、プロの中でも一目置かれていた伝説的な人。その青田氏が134号線沿いの防砂林のなかでまるでホームレスのように暮らしている。という噂を多くの人から筆者も耳にしていた。今回、本人から快く承諾を得て、その実生活や彼の足跡を記事にすることができた。噂どおりの生活ではあったようだが、サーファーとしての誇りを失ったわけではなく、毎日のようにサーフチェックするその姿や立ち振る舞いは、今も輝き続けている。編集後記にもその青田氏について書かれてあるから、興味のある方はそちらもご一読いただければと思う。
General Veneer:ジェネラルベニア
「ある少年がバルサを購入しにラグーナからやってきた。彼はホビー・アルターと名乗った」ビル・ディビット
サーフボード・トリビアたちには最高にごきげんな記事。著者はリチャード・ケンビンで、リチャードさん、よくぞここまで調べあげましたと喝采をあげたくなるほどの内容。この話の筋としては、二つの木材加工会社がサーフボードを製品化しようと画策し、その後の顛末というシンプルな内容です。1930年代の話ですから「へ~!」の連続。ジョー・クイッグやボブ・シモンズは出てくるし、ホビー・アルターは少年で登場、さらにジェネラルベニアという会社がNASAやディズニーとも繋がり出すという話に発展します。乞うご期待!
Landscape Painters:タジ・バロウによる西オーストラリアのサーフトリップ
「骨の髄まで乾いてしまうような、西オーストラリアのアウトバック。ここでは、砂漠と自分が同化する」タジ・バロー
4WDで砂漠を100km以上も走破して…なんてサーファーの憧れですね。ボードは一番短くても7’とかの世界。写真ご覧ください、恥ずかしながらこんな波に遭遇しても乗れないかも。だからサーファーズジャーナルの記事を読んで、マインドサーフィンだけでも十分ぐらいのおつりがきます。それにしてもタジの見開き写真をご覧ください。バリバリシャープでエッジが効いてます。フォトグさんお疲れさまでした。
Portfolio: Nolan Hall:ノラン・ホール写真集
「映画シードリングに影響を受けました。そこから始まったんです」ノラン・ホール
サーフフォトグのパーソナリティはだいたい二つに分けられる。自己主張の強いタイプと、寡黙で空気を読むタイプだ。前者はガツンとくる写真を追い求める人が多く、後者は人の輪の中に溶け込んでライフスタイルやポートレートを撮るのがうまい。今回のノランは後者のタイプで、存在感の無さが売りのようなタイプだと思う。感性は高いけど控えめ、どうということはない作品だけど、被写体がすばらしいから小手先のテクは必要無い。スターの素顔さえ手に入ればいいんだね。
Cocktail Hour:カクテルアワー
ワイキキのナイトサーフィン
サーフィン誌の編集部で働くと普通の写真には飽きてしまう。変わった写真に興味が湧く。ワイキキのナイトサーフィンだなんてなかなか良いアイデアですね。作品もすばらしい。しかもカバーに選ばれました。おめでとうございます。サーフィンフォトグラファーのみなさん、新しい分野にチャレンジしよう!
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(李リョウ)
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