≫各地域の連盟や自治体からの自粛要請、駐車場の閉鎖やイベント中止情報は「新型コロナウイルスによるサーフィン業界への影響まとめ」にて更新中
今年の1月前半にニュースになった頃には、ここまで世界中をかき乱すほどの脅威になるとは思いもしなかった新型コロナウイルス。
すでにパンデミック(世界的大流行)となっているため、事態を収束させるためには感染者を増やさないことがキーポイントとなります。
つまり感染しないことが重要で、そのために確実なのは人との接触を断つことであり、感染が拡大の一途を辿っている西ヨーロッパ諸国では自宅隔離が求められている国もあります。
この自宅隔離を守らず、不要な外出をした場合には罰金を課せられる国もあるほど、各国政府は徹底的な抑え込みに向けて動いています。
本来、サーフィンなどのアウトドアスポーツを楽しむこと自体の感染リスクは高くないと考えられているものの、「自宅隔離」という部分ではサーフィンも規制の対象とならざるをえません。
※サーファー仲間などで集まったりすると感染リスクが発生するので、単純に人との接触を断つという点がメインとなります。
それでは、欧米サーフエリア各国(または各エリア)でどのような対応が取られているのか紹介するのでチェックして見て下さい。
イタリア
新型コロナウイルスによる死者数が中国に次ぎ、世界2位となっているイタリア。
そのイタリアでは4月3日まで屋外アクティビティが禁止されていて、違反した場合は209ユーロの罰金に加え、前科が付くほど厳しい処分となります。
ポルトガル
ポルトガルでは、海事局により大人数でのビーチでのスポーツやレジャーアクティビティの禁止が発表されています(ポルトガル本土のみならず、マデイラ諸島とアゾーレス諸島も含む)。
大人数の規定は5人以上となっていますが、ポルトガルの国内サーフィン連盟からは人数を問わず、サーフィンの自粛を要請しています。
スペイン
ポルトガルと同様の対応が適用されています。
外出自体も大幅に制限されていて、スーパーマーケットへの食料品の買い出しや仕事以外は、不要な外出と見なされるそうです。
違反した場合の罰金は600~3,000ユーロで、警察がパトロールしているとのこと。
フランス
フランスでは全土で外出禁止措置が取られたので、スペインと変わらない状況です。
カリフォルニア
カリフォルニアも外出禁止措置が取られ、不要な外出に対しては具体的な罰金額などの言及はないものの罰則が科せられるとのこと。
現時点において外出禁止令の終了時期については触れられていません。
※2020/3/25追記
サンディエゴとセントラルカリフォルニアの州立ビーチが閉鎖。ラグナビーチ、シールビーチ、ハンティントンビーチもビーチアクセスが禁止された。
アメリカ東海岸
フロリダ州の一部のビーチは閉鎖されているものの、全体的に閉鎖となっているエリアは少ないとのこと。
ノースカロライナ州では外部からのビジターからウイルスを持ち込まれるのを防ぐためか、ビジターのビーチアクセスのみを禁止しているケースもあります。
プエルトリコ
政府からビーチ閉鎖が指示され、3月30日まで全域でサーフィンは禁止。
違反した場合、罰金5,000ドルおよび/もしくは半年の投獄。
参照記事
・Italy, Spain and Other Countries Close Beaches Amid COVID-19 Crisis
・East Coast/Caribbean Beach Closures Rising Amid Coronavirus Restrictions