ステファニー・ギルモアと五十嵐カノア 「All In」のシーズン2 エピソード2

2019年のヨーロッパレッグのステファニー・ギルモアと五十嵐カノアをフィーチャーしたリアルなドキュメンタリー、「All In」のシーズン2のエピソード2が公開!

カウントダウン方式で二人の行動を追ったフランス戦の続きから次のポルトガル戦へ。

カノアの目標は年間ランキング、トップ5。
ステファニーは8度目のワールドタイトル。

今回の題名は「La Bataille」
ずばり、戦いだ。

五十嵐カノア フランス戦 2日目

via You Tube

2019年のカノアはバリ島・クラマス戦でのCT初優勝の後もキャリア最高の結果を重ね、ランキング6位でヨーロッパレッグに乗り込んだ。
フランス戦の結果次第では目標のトップ5入りも可能だったが、R3(Round of 32)でジャック・フリーストーンに僅差で敗退。
シーズン2度目の17位でフィニッシュという結果だった…。
★動画ではR2(Elimination Round)の表記だが、実際はR3(Round of 32)

ヒート終了後、一通り悔しさを飲み込んだ後、敗退の原因を分析する。
そして、次の戦いに向けてリセットする。
勝負とはこの繰り返しなのだ。

(勝負は時に残酷でもある)
via You Tube

ステファニー・ギルモア フランス戦 2日目

(早期敗退後のステファニー)
via You Tube

ステファニーにとっても2019年のフランス戦は厄介なイベントだった。

ファーストラウンドではタイラー・ライトのリプレイスメントとして参加していたキーリー・アンドリューなどに敗れ、3位でR2(Elimination Round)へ。
このラウンドで負けることは2019年のワールドタイトルレースから脱落することを意味する。

ファーストラウンドを落とした晩は眠れずにYou Tubeでギター動画を見ていたというステファニー。
朝起きて緑茶を飲んで目を覚まし、会場ではコーチのスネークことジェイク・パターソンのアドバイスをチームメイトのカノアと共に聞く。

風の影響が入り、多くの波がシャットダウンしてしまう難しいコンディション。
ロースコア勝負となり、ヒート途中でサーフボードを折ってしまったこのラウンドでニッキ・ヴァン・ダイク、ペイジ・ハレブを相手にまさかの敗退。
2017年のポルトガル戦以来、キャリア2度目の最下位に…。

シーズンの目標だった8度目のワールドタイトルは消え去った。

ポルトガル戦 10日前

(シャープアイサーフボードのファクトリー)
via You Tube

フランス戦の後はすぐにポルトガル戦。
フランスで敗退後、スイッチを切り替えたカノアはすぐにポルトガルに向かい、シャープアイサーフボード(Sharpeye Surfboards)のヘッドシェイパー、マルシオ・ゾウビのファクトリーへ。
ありとあらゆる可能性を試すためにいつもより多いボードをオーダーしたカノア。

一方、ステファニーはすぐにポルトガルへは移動せず、フランスの豪邸でキャロライン・マークスなどと共にiPadを片手に音楽やアートを楽しむ。
これが彼女流のリセット方法なのだろう。

(iPadを片手にリラックスするステファニー)
via You Tube

五十嵐カノア ポルトガル戦 8日前

(ポルトガルのカノア邸)
via You Tube

ポルトガル戦8日前、ポルトガルのエリセイラにある別荘を拠点に家族や友人と食事をしたり、街を探索したり、リラックスした時間を過ごしたカノア。
ここで4日間過ごした後、コンテストの舞台であるペニシェへ向かい、ストイックに波に乗り続けた。

ペニシェではチームメイトのレオナルド・フィオラヴァンティ、エゼキエル・ラウと宿を共にする。
コーチのスネークは不在だったため、電話でアドバイスを受ける。
軽いジョークで電話を終わらせた後、ニューボードにスポンサーのステッカーを貼る。
これもプロとしての大切な仕事の一つだ。

ポルトガル戦 前日

(ポルトガル戦前の最後の調整)
via You Tube

ポルトガル戦の前日、コーチのスネークの元、ステファニーとカノアは最後の調整に入る。
会場でサーフィンをして撮影した動画を分析する。

昨年、ステファニーがチームメイトに加わったことが大きなモチベーションアップになったとカノアは話す。
それだけ彼女がこのスポーツで残した功績は大きいのだ。

次回、「All In」のシーズン2 エピソード3はポルトガル戦がスタートする。

(空海)

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