Billabong LAB がアースデイ50周年を記念して、アイコニックなアートワークと 環境にやさしい素材をとりいれたDr. Seussコレクションをリリース。
地球環境を考える日として提案されたアースデイは1970年にアメリカから始まり、今や世界中で記念されている。2020年4月22日のアースデイ50周年を記念して、ビラボンはピューリッツァー賞受賞の有名絵本作家ドクター・スースの象徴的なアートワークをフィーチャーした最新のアパレルとボードショーツのコレクションを発表した。
リサイクルされたサステイナブルな素材を使用して開発されたこのコレクションは、『The Lorax(邦題:ロラックスおじさん)』を含む古典的なドクター・スースの絵本のメッセージと、ユニークなアートの両方を取り入れている。
今回リリースしたコレクションには、リサイクルされたプラスチックと生分解性素材のCiCLO®テクノロジーを使用したボードショーツや、Loraxにインスパイアされたデザインが施されたオーガニックコットンTシャツなどのアイテムが集結。
このコレクションは、ジャック・フリーストーンなどのビラボンのエリートサーフアスリートチームのメンバーによって、海洋保護を擁護するプロモーションコンテンツとして発信されている。
ロラックスおじさんのメッセージとは
『キャットインザハット』など数多くの画期的な児童書を発表したドクター・スースだが、中でも1970年に出版した『ロラックスおじさん』がお気に入りだそうだ。英語圏では児童書の定番で2000年代に入ってもその人気が衰えない。
原作では目先の利益だけ求めるワンスラーが自然豊かな森にやってきて、ふさふさで色とりどりの「トラッフラの木」に目を付けた。何か役に立つ商品を作ろうと、一本のトラッフラの木を切り倒して、謎の製品「スニード」を作った。突然、切り株から愛らしいひげもじゃのおじさん、ロラックスが出現。「わしは森の番人じゃ。木を切り倒したのはいったいなぜだ、、、」と怒り始めたロラックスに対して、「たった一本の木、何が悪いの?それに、とても役に立つ製品を作ってるんだ!」と正当化するワンスラー。
商品が売れて、次々とトラッフラの木を切っては商品作りに励むワンスラー。環境が汚されるたびにロラックスおじさんが現れては注意するが、聞く耳を持たないワンスラーはどんどん企業を拡大して、たちまち工場を建設、トラッフラの木を一本残さず全部切ってしまう。とうとう守るものがなくなったロラックスおじさんはワンスラーを残して汚れた空へと消えて行く。
最後はワンスラーも自分の過ちに気づき、大事にとっといた最後のトラッフラの種をある少年に託し、大切に育てて森を復活させるようお願いした。
子供にもわかりやすく環境保全と企業の責任を訴えるこの一冊に出てくるロラックスおじさんやトラッフラの木などのイラストがコラボに採用され、環境保全への意識を訴えている。
コラボに込めた思い
「アースデイ50周年を記念してドクター・スース チームと提携する機会に感謝しています。The Loraxのアートそしてメッセージ は、多くの世代に永続的なプラスの影響を与えただけでなく、今まで以上に関連性が高まっているように思います。」とビラボンのEvan Slaterはコメント。
Dr. Seuss Enterprisesの社長Susan Brandtは、「ビラボンの流行に敏感で環境にやさしいスタイルは、老いも若きもドクター・スースのファンによく響きます。これは、ドクター・スースの魔法をページの向こう側に共有する優れた方法であり、 Loraxのラインは絵本に記載されているメッセージにも当てはまるため、私たちが正に取り組みたいタイプのコラボレーションなのです。」 と述べている。
業界リーダーの一つであるビラボンが、リサイクル素材やオーガニックコットン、環境汚染を減らす新技術を取り入れた製品と人気のイラストとのコラボを実現させたことで、環境保全への意識を少しでも広まることを期待したい。
(ケン・ロウズ)
※ABOUT CiCLO Textile Technology
CiCLO® は、洗浄による合成マイクロファイバーの汚染を減らし、廃棄による埋め立て地へのプラスチックの蓄積を最小限に抑える特許出願中の繊維技術です。詳細はciclotextiles.comで。