決して安い買い物とは言えないサーフボード。そのため、新品のサーフボードを購入すると、傷つけたり折れないように慎重になりますよね。
そんなハラハラドキドキといった気持ちを解消してくれるアメリカ発のサービスが「Surfcare(サーフケア)」です。
サーフケアとは
サーフケアとは、サーフボードが破損したり折れた時にカバーしてくれる保険。
サーフケアに加入するには、新品サーフボード購入時から30日以内と期限が設けられています(購入証明方法はレシート)。
現時点においてサーフケアのサービスを受けられる州は35州に限られているものの、さらなる州へと対象を拡大するそうです。
サーフケアの保険対象
サーフボード保険の対象となるのは、「ディング」、「バックル」、「ブレイク」の3つ。
ブレイクはその名の通り、サーフボードが折れた場合を指します。
分かりづらいのは「ディング」と「バックル」で、ディングはボードがリーフにヒットして穴が空いたなど「ポイント」的な破損で、バックルはボードの横一直線が圧迫されたような「ライン」的な破損です。
サーフケアの保険プラン
プランは3タイプあり、「エッセンシャル」、「プレミアム」、「プレミアム+フィン」となります。
プラン毎に料金やカバー対象が異なり、まずは料金から紹介します。
各プランの料金
「エッセンシャル」は7.99ドル/月、1年プランで79ドル(15%オフ)、2年プランは119ドル(35%オフ)。
「プレミアム」は9.99ドル/月、1年プランで99ドル(15%オフ)、2年プランは159ドル(35%オフ)。
「プレミアム+フィン」は11.99ドル/月、1年プランで119ドル(15%オフ)、2年プランは179ドル(35%オフ)。
各プランのカバー対象
最安プランとなる「エッセンシャル」は、エキスパートによる無料のディングリペアは対象外となり、バックルやブレイクは対象となります。
ちなみに、全てのプランに共通しているのですが、フィンボックスのリペアもカバー対象となっています。
「プレミアム」はディング、バックル、ブレイクの全てがカバー対象となっています。
「プレミアム+フィン」はサーフボードのみならずフィンも対象にしたプランで、フィンがブレイクした場合に交換可能となります。
サーフボードやフィンがブレイクした場合の交換
サーフボード、そして「プレミアム+フィン」プランの場合ではフィンがブレイクした際には交換可能となっていますが、交換の場合は免責金額(自己負担額)が設定されています。
免責金額の設定割合は実際の金額の25%となっているので、例えば10万円のサーフボードを購入して折れた場合、2.5万円は自己負担となり、サーフケアが残りの7.5万円をカバーすることになります。
まとめ
非常に興味深いサービスと言えるサーフボード保険のサーフケア。
おそらく利用者の大半は、折れてしまった場合の保険としての利用を考えていると思います。
実際にどのようなサーファーが利用するのか想像して見たのですが、最もサーフボードに負荷をかけるエアリアルサーファーなんかには人気が出そうなサービスのように思えます。
アメリカで定着すれば、もしかしたら世界中にサーフケアのようなサービスが普及していくかもしれません。
「Surfcare」公式サイト:https://www.surfcare.co/