気象衛星画像(7月9日09:15)

週末はどこに波がある?TSN週間波予想(7月9日)

停滞する梅雨前線の影響で九州では記録的な大雨が続き、甚大な被害が出ている。
週の中盤には岐阜県と長野県にも大雨特別警報が発令するなど予断を許さない状況。

そもそも梅雨入り、梅雨明けを正式に知らせるのは洪水や河川の氾濫、土砂崩れなどの自然災害に備えるためであり、この後に控える台風シーズンに向けても警戒が必要だ。

なお、関東甲信の平年の梅雨明けは7月21日頃。

2019年は少し遅く、7月24日頃に明け、梅雨時期の降水量の平均が1974年以来最高値。
向こう一週間の天気図や予報を見ても今年はまだ雨の季節が続きそう…。

今週末も南向きの場所はサイズアップしてきそう

先週末は停滞する梅雨前線と前線上を進んだ低気圧の影響で南〜南西風が強まり、南向きの場所はサイズアップしていた。

今週末も同じような気圧配置となり、梅雨前線上を低気圧が移動、南〜南西風が強まる予報。

関東では11日の土曜日〜12日の日曜日にかけて南〜南西風が強く、湘南や千葉の南向きの場所はサイズアップする可能性がある。
今のところ12日の日曜日の方が波はありそうだが、コンディション的には期待出来ない。

千葉の風をかわす場所や茨城ではウネリが抑えられてしまい基本的にスモールコンディションが続きそう。
この風はストレートオフショアとなる場所でも影響が気になるほど強まる可能性もある。

なお、特に茨城では連日の南よりの風の影響で水温が大分下がっている。
フルスーツにブーツ着用も推奨されるほどなので、十分な注意を。

西日本は南〜南西風のピークは11日の土曜日となり、南向きの場所はサイズアップする可能性がある。
12日の日曜日には風がおさまり、回復傾向となりそう。

日本海では低気圧からのウネリが強まることが予想される。
大きな変化も考えられるが、11日の土曜日は西〜南よりの風が強まる見込み。
風をかわす場所を中心にチェックしたい。

Waveシミュレーター 提供:BCM
週間天気図 7/12(日)21時/提供:BCM

(THE SURF NEWS編集部)

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