サーフィン界の「ゴッド」や「キング」と呼ばれ、常に行動が注目される11×ワールドチャンピオンのケリー・スレーター。試合で数々の功績を残しただけではなく、10年の月日をかけて恐らく世界で最も有名でハイクオリティの波が生成できるウェイブプール「サーフランチ」を完成させました。
そのケリーは、新型コロナによる世界的ロックダウンの際には、ロックダウン中もサーフィン禁止とはならなかったオーストラリアに滞在し、現在はサーフィン解禁となったカリフォルニアに戻っています。
そしてつい先日、ウェイブプールシーンにおいてはライバルと言えるBSRサーフリゾート(アメリカン・ウェイブ・マシン社の造波装置「パーフェクトスウェル」使用)を訪れたことが分かっています。
ただし、興味深いことにケリー本人に加え、一緒に訪れた旧友であるシェーン・ドリアンもSNSでは決してケリーのBSRサーフリゾート訪問に触れていません。
また、最近ではコンテストが開催できない代わりに、あらゆるサーフニュースを報道しているWSL(ワールドサーフリーグ)ですが、この件については触れていないのです(7月21日時点)。
ケリーのウェイブプールはWSLが買収し、WSLが親会社になっていることから、ライバルの施設を訪れたことはあまり好ましくないのかもしれません。
色々と事情はあるのかもしれませんが、BSRサーフリゾートとしては以下のSNS投稿を行っています。
このボードに乗っているサーファーが誰か分かる?スワイプして2枚目の写真をチェックしてみて。驚くだろうね。
レジェンドのケリー・スレーターがBSRにやって来たんだよ。ケリーが到着した時には、我々のストークレベルはメーターを振り切ったよ。
ウェイブプールの中でも外でも非常に素晴らしい人だった。訪れてくれて本当にありがとう、ケリー!
ライバルなどといった事は一切関係なく、サーファーであればケリーがやって来たという事実はそれだけでテンションが上がってしまうことが分かる内容ですね。
ちなみに、この素晴らしいウェイブプールは前述の通り、アメリカン・ウェイブ・マシン社の造波装置「パーフェクトスウェル」を使用したウェイブプール。
そして静岡県牧之原市に完成予定のウェイブプールも同造波装置使用ということで、下記動画を見ると、ケリーのサーフィンだけでなく、日本での近い未来の様子を想像してしまいエキサイトしてしまう事でしょう。