ミック・ファニングがナショナルジオグラフィックやテイラー・スティールと製作し、9月にリリース予定のドキュメンタリー「Save this Shark(サメを救う)」。J-Bayのファイナル中にホホジロザメと思われる巨大なサメに襲われた日からちょうど5年後、ドキュメンタリーの予告編がリリースされた。
2部作のドキュメンタリーではミックと4名の専門家がサメの現状を調査し、サメが生態系の中で果たす役割を明らかにし、サメを保護しようとするミッションに密着する。ドキュメンタリーは9月にナショナルジオグラフィックで公開される予定。
「サメは海や地球全体を理解するための最適な指標だ」-研究者
シャークアタックが頻繁に起こっているようにも感じるが、フロリダ博物館が実施している国際シャークアタックファイルによればサメによる死亡事故は平均して年間約4件。また、乱獲や生態系の変化によって南アフリカのケープタウンなどサメの個体数が激減している場所もあることもわかっている。約1200種のサメのうち、約4分の1が絶滅に瀕していると言われている。このドキュメンタリーを通してミックが自らの経験も踏まえ、ヒトとサメが関わり合う時に起こる問題や、安全に共存できるように開発されている新技術も探求する。
「このようにしてサメとまた出会うことは自分にとって大切な一歩だ。サメは神秘的で威厳のある動物で、しばしば誤解されているので映画を通して自分の経験を共有できるのはとてもうれしい」―ミック・ファニング
ケン・ロウズ