2020年の2月に開設した五十嵐カノアのYOUTUBEチャンネル。
リリースと同時に公開されたオリジナルムービー「FREEDOM」から半年を経て、新作「SILENCE」が公開された。
コロナ渦で国を跨ぐ行動が制限されている今、世界の魅力的な波でのサーフィンが見れるのは貴重と言えるだろう。
今回もカメラマンはターナー・カーニー。
プライベートとサーフィンシーンをミックスさせた編集は安定のクオリティだ。
前回の「FREEDOM」はハワイ語でカノアの意味。
コロナ渦に沈黙を守りながらタヒチへ向かった映像がメインということで今回の題名は「SILENCE」になったそうだ。
動画のオープニングはコロナ渦によるトランプ大統領のメッセージや深刻な世界情勢を伝える画面から始まり、東京オリンピックについて語ったカノアのCNN出演にスイッチする。
美しい海の映像にタイトルが現れ、一気に心を奪われるような音楽とライディングに切り替わる。
ウィンターシーズンのノースショア、サンセットビーチ、パイプライン、バックドアでの素晴らしい映像。
ハワイからカリフォルニアに戻り、シャープアイサーフボードのマルシオ・ゾウビの元へ向かい、次の目的地であるタヒチ用のボードをピックアップする。
タヒチではアウターリーフのライトでウォーミングアップセッション。
そして、CTの舞台にもなっているチョープーでチャージを繰り返す。
タヒチは波以外でも非日常の世界。
美しいブルーグラデーションの海や緑豊かな大自然。
映像だけでもコロナ渦から抜け出したいサーファーにおすすめしたい爽快な8分50秒だ。
(空海)