モーメンタム世代 26年後の顔

1992年にリリースされたサーフムービー「モーメンタム」

まだ無名だったテイラー・スティールがケリー・スレーター、ロブ・マチャドなどのニュースクールと呼ばれる若いサーファーを撮影、サーファー毎のクリップや、ペニーワイズなどのメロコアの使用、ちょっとやんちゃな陸での彼らの映像。

何より彼らのサーフィンのスタイルが個性的で格好良く、世界中のサーファーを魅了して大ヒット。
その後もテイラー・スティールは彼らを起用して「モーメンタム2」「フォーカス」「グッドタイムス」など次々と作品をリリース。
ケリーがワールドチャンピオンになり、その他のメンバーもワールドツアーやフリーサーフィンの世界で活躍したことも追い風となって彼の作品は一世を風靡。
数年後にはサーフムービーの巨匠と言われるようになった。

そんなモーメンタム世代の現在をサンディエゴ出身の写真家、トッド・グラッサーがモノクロで撮影して自身のInstagramにポスト。

左上からパット・オコーネル、テイラー・スティール、テイラー・ノックス、ケリー・スレーター、ロブ・マチャド、ベンジ・ウェザリー、カラニ・ロブ、シェーン・ドリアン、ロス・ウィリアムス
26年後の今、活躍の場はそれぞれ違えどサーフィン界のメイン舞台にいる彼らはとても良い顔をしている。

ちなみにトッドはケリー・スレーターのウェイブプール「サーフランチ」の最初に公開された映像を撮影。
テイラー・スティールが2017年に4年ぶりに発表した『PROXIMITY』で写真集を担当するなどモーメンタム世代と親交が深い。

また、この写真を利用して@momentumgenerationというアカウントまで作成されているので、もしかしたらモーメンタム世代で新しいプロジェクトが始まるのかも…。

2012年には、モーメンタムから20年後の再会と題してメンタワイで撮影された動画が公開された。

(黒本人志)

 


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