10月12日、千葉鴨川のマルキポイントにて、日本プロサーフィン連盟(JPSA)のショートボード・ロングボード特別戦『さわかみチャレンジシリーズ鴨川』が開幕した。
新型コロナウイルスの影響で今期のツアーは中止となったが、来期のシード権に影響しない単独のイベントとして行われ、ヒート組みについても昨年ランクに基づいたシードは採用されず、全ての選手はR1から戦う。
12日〜13日がロングボード、14日〜16日がショートボードとなり、会場は関係者以外立ち入り禁止の無観客で行われている。
開幕初日の波は、昨日から大きくサイズダウンするもアベレージで胸〜肩、待てば頭程度のセットもあり、風はやや強めのサイドオフ。朝7:15にロングボードの男女ラウンド1からスタートし、本日は男子ラウンド2まで実施する見込みだ。
また、通常のシーディングが適用されない特別戦はラウンド1から見ごたえがあるヒートも多く、H9はトップシード選手4名がクレジット。
優勝候補の一人、浜瀬海はアウト~インサイドのピークを使い分けヒート中盤に6.00をスコア。Round1のハイエストヒートスコアとなる11.75で1位通過。
また、男子ラウンド1最終ヒートには、昨年のグランドチャンピオン井上鷹が登場。大きめのセットを掴み、長いノーズライディングからの豪快なリエントリーでR1のシングルハイエスト6.60をスコア。ヒート前半に2本を揃え、余裕のラウンドアップ。
女子のラウンド1第3ヒートには2017・2018年のグランドチャンピオン田岡なつみが登場し、オープニングホーンと共に、ハングファイブからターン、再びハングファイブを決め先制。その後もリズミカルな展開で順調にラウンドアップした。
一方、2014~2016、2019年のグランドチャンピオン吉川広夏も、美しく繊細なライン取りでハイエストヒートスコア11.75を出し、1位通過。同じヒートに登場した小林直海の母、恵理子も続いてラウンドアップした。
今回の大会実施にあたり様々な感染対策が施され、選手や関係者は大会10日前から検温し、会場入口で検温記録の確認と当日の検温が行われた。
その他にも、フェイスシールドと手袋の着用、アルコール消毒の設置、ソーシャルディスタンス用の傘の配布等が行われ、マルキの公衆トイレやシャワーも使用禁止となっている。
本日はこの後夕方までに男子ラウンド2が進行し、明日がロング決勝となる見込み。14日から行われるショートボードには、大原洋人、稲葉玲王、松田詩野、脇田紗良など日本トップレベルの選手が多数登場予定。久々の試合でどのような戦いが繰り広げられるのか注目だ。
全てのヒートはAbema TVでライブ中継を無料配信中。
JPSAショートボード・ロングボード特別戦
『さわかみ チャレンジシリーズ 鴨川』
■会場
千葉県鴨川市東条海岸 マルキポイント
■スケジュール
10月12日(月)〜13日(火)ロングボード
10月14日(水)~16日(金)ショートボード
10月17日(土)予備日
■観戦
会場は関係者のみの無観客試合。
全ヒートはAbema TVにてライブ中継無料配信中。
またAbema TV公式Twitterにて、10/14(水)以降GARMINウォッチのプレゼントキャンペーンも実施予定。
10/12(月)06:30-18:00 DAY1 ロングボート
https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/DWMMy9ggL8fUHM
10/13(火)06:30-18:00 DAY2 ロングボート
https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/F2b1VtUb5SdW6T
10/14(水)06:30-18:00 DAY3 ショートボード
https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/AC3fdErJYhTCfh
10/15(木)06:30-18:00 DAY4 ショートボード
https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/F2b1SFrsTHsKQs
10/16(金)06:30-18:00 DAY5 ショートボード
https://abema.tv/channels/world-sports-1/slots/F2b1VHoHfktY23
Photo: Kenji Iida
(THE SURF NEWS編集部)