12月2日、World Surf League(WSL)は、2021年のリージョナルイベントスケジュールを公表。アジア地域からはQSランキング男女上位6名が、8月以降のチャレンジャーシリーズに出場できることが正式発表された。
今年4月、WSLは2021年以降のツアー構成変更を発表。これまではチャンピオンシップツアー(CT)とクオリファイシリーズ(QS)の2部構成だったが、QS10000を新たに「チャンレジャーシリーズ(CS)」と設定。
2021年1月から7月までに行われるQSの結果に基づいて、8月から12月に実施されるCSの参加資格が決められる。
このフォーマットを基本としつつ、新型コロナウイルスの影響を勘案して以下の措置が取られる。
■2021年 QS/CSシリーズの主な実施方針
・選手は基本的に自国開催のリージョナルイベントに参加。(現段階の方針では日本の選手は日本開催のQSのみに参加)
・リージョナルQSランキング上位者がCSに出場する。ランキングは上位5イベントの結果で算出される。
・CS出場枠数はリージョン毎にが割り当てられる。アジアは男女各6名。
・2020QSイベントのポイントは、2021シーズンに持ち越される
WSLアジアパシフィック事務局の記者発表では、オーストラリアではQS4戦、アジアは数ヶ月以内に発表としている。一方、WSL公式サイトにはインドネシアでの3戦などが予定されている。
今後どのランクのイベントが追加されるのかにも寄るが、現時点で発表されているのはQS1000か3000のイベントが多く、今年1月のQS5000「Corona Open China」で優勝し現在QS4位につけている村上舜をはじめ、日本の選手にとってはCSに出場できる可能性の高いチャンスの1年と言えるだろう。
また、ジュニアツアーについてはカレンダー通りに実施され、例年通り各地域の上位男子3名、女子2名が2021年12月のワールドジュニアチャンピオンシップに出場する。
(THE SURF NEWS編集部)