現地時間12月8日早朝、ウィメンズCT開幕戦『マウイプロ』の会場ホノルアベイで発生したシャークアタック。9日夜に、被害に遭った50代男性のローカルサーファーが亡くなったことが報じられ、翌10日にはWorld Surf Leagueも追悼コメントを発表した。
この一件を受けて、WSLは現地当局や選手達との話し合いを進め、ホノルアベイでの『マウイプロ』継続は困難と判断。残りの4ヒートについては、ハワイ内の代替会場を検討中で、決まり次第発表される。
現地時間12月7日にマウイ島のホノルアベイで開幕したウィメンズCT開幕戦『マウイプロ』。初日には19ヒートを消化し、4ヒートのみを残してファイナルデイを迎える予定だった翌8日。
当日の午前7時45分頃、ラインナップへ向けてパドルアウト中だった56歳の男性ローカルサーファーがタイガーシャークに襲撃された。脚を噛みつかれたサーファーは重症となり病院へ搬送。午後には手術を終えて容態も安定したものの、翌9日になり容態が悪化し夜に死亡が報告された。
当日朝は、コンテスト開始直前となるため、ウォーミングアップのために選手達も海に入っており、精神的にもショックを受けているという。
DA KINEのマーケティングディレクターであるMicah Nickensは、当時の様子を以下のように報告している。
突然、セージ・エリクソンがもの凄い速さで走って上がってきたんだ。皆ラインナップに向けてホーンを鳴らし、ジェットスキーが動き回っていた。
僕はコンテストがもう始まることになったのかと思い、セージに「予定が変わったの?」と尋ねた。そしたら彼女は「違う。シャークアタックが起きたの」と。
そこにいた人達は泣いていた。僕の隣にいたカリッサ・ムーアはショックを受けていたし、皆もそうだった。8歳の女の子もその場にいて相当なショックを受けたと思う。
OKURAHOMA’S NEWS4
(THE SURF NEWS編集部)