パンデミックで通常の生活が困難になったこの一年。
サーフィンのコンテストも多くは中止となっていたが、2020年末からWSLイベントが復活。
「Red Bull」の名物イベントでもある『Red Bull Cape Fear』も2021年に復活すると発表された。
Cape Fear=恐怖の岬。
映画のタイトルにもなった恐ろしげなイベント名の通り、見ている方が背筋凍るような危険な波での戦いが特徴だ。
今回はコロナ禍の影響による変更があり、招待制の選手は国内のみで、2019年に優勝したネイザン・フローレンスなどのインターナショナル枠は排除。
その変わり、元CT選手のローラ・エネバー、リジー・ストークリーの二人の女性選手が初参加する。
更に選手リストには前回開催された2019年にも参加したミック・ファニングが掲載されている。
「Red Bull Cape Fearに参加する初の女性サーファーの一人になれたことを光栄に思う。自分自身を追い込み、オーストラリアで最高の女性スラブサーファー達と競い合うわ。最高のイベントになりそうね。ワールドツアーを離れてビッグウェーブサーフィンに挑戦した時、激しい波に乗るには肉体的にも精神的にも何が必要なのかに目覚めたの。シップスターン・ブラフはその挑戦を体現しているわ」
ローラ・エネバー
開催場所は2019年同様にタスマニア島の南東部に位置するシップスターン・ブラフ(Ship Stern Bluff)
シャローなリーフと地形によって非常にクセがある底掘れをする波が特徴で、冷水とサメの恐怖とも戦わなければいけない世界で最も危険な場所と言われている。
『Red Bull Cape Fear』は3月3日にウェイティングピリオドが始まり、8月までに本当のシップスターン・ブラフが姿を現した時だけゴーサインが出される。
開催時は48時間前にアラートが発令される。
参考記事:Red Bull Cape Fear Returns to Shipstern Bluff in 2021
(空海)