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ミック・ファニングがオーストラリアサーファーの殿堂入りを果たす

現地時間5月3日、オーストラリアのレイバーデーとなったこの日、ゴールドコーストでオーストラリアのサーフィン界で貢献した人々を表彰するイベント『Australian Surfing Hall of Fame』が開催。
オーストラリアのレジェンドが一斉に揃い、3xワールドチャンピオンのミック・ファニングが殿堂入りを果たした。

クーランガッタで成功したキッズ、所謂クーリーキッズの一人としてジョエル・パーキンソン、ディーン・モリソンと共に一時代を築いたミック。

1970年代に活躍したウェイン・バーソロミュー、ピーター・タウンエンド、マイケル・ピーターソンとは違う形でワールドツアーに飛び込み、当時のビッグネームを次々と倒して素晴らしい成績を残した。

また、2004年にはハムストリングの断裂から見事に復活。
2015年には南アフリカのジェフリーズベイでサメと戦い、翌年には同イベントで優勝という映画のような出来事もあり、逆境に立ち向かうヒーロー、誰よりも強いチャンピオンとしてプロサーフィンの歴史に名を刻んだ。

私生活では愛すべきショーンとピーター、二人の兄の死や離婚も乗り越えて2020年には愛する妻との間に第一子を授かった。

PHOTO: © WSL/Tostee

オーストラリアのサーフィン文化を代表する現代の偉大なスポークスマンの一人に成長したミック。
謙虚で誠実なコミュニケーション能力を活かし、多くのメディアや公の場に登場。
オーストラリアだけではなく、世界中の人々を魅了している。

3度のワールドタイトルとベルズ、ジェフリーズベイでは各4回の優勝。
その他にも多くのメジャーイベントでの優勝を重ねており、満を持して今回殿堂入りを果たした。

(空海)

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