マーガレットリバーの興奮冷めやらぬなか、5月16日から西オーストラリアのロットネスト島を舞台とする2021年WSLチャンピオンシップツアーの第5戦「リップカール・ロットネスト・サーチ」が開幕する。
オーストラリアレッグの最終戦となる今大会に、地元西オーストラリアのレジェンドでありCTで20年近く活躍していたタジ・バロウがワイルドカードで出場することが発表された。
また日本の都筑有夢路も3度目のCT参戦が正式に決まった。
タジ・バロウがワイルドカードで出場
1998年にルーキーオブザイヤーを獲得した後、20年近くワールドタイトルを争い、世界ランキング2位に2度もなっているタジ・バロウ。
2016年に選手生活に終止符を打った後はメディア露出がめっきり減っていたが、最近は『Stab in the Dark』でテストパイロット役を務めるなど、久々のタジの姿を喜んだファンも多いのでは?
そんな彼は今回、腰を痛めて欠場するエイドリアン・バカンの代わりにワイルドカードで出場。最初のヒートでは、現在の世界ランキング2位のイタロ・フェレイラや、今期で引退するブラジルのエイドリアーノ・デ・スーザと対戦する。
都筑有夢路もCT3戦目の出場が決定
腰痛で欠場しているレイキー・ピーターソンの代わりに、オーストラリアレッグ第2戦のノースナラビーンから出場している都筑有夢路が、ロットネストでも出場することが決まった。
都筑はラウンド1のヒート2で、前戦マーガレットリバーの勝者タティアナ・ウェストン・ウェブとキーリー・アンドリューと対戦する。
その他のワイルドカードとリプレイスメント
膝の怪我でマーガレットリバーの途中から欠場しているジョン・ジョン・フローレンスの代わりに、スチュアート・ケネディが出場。長年のキャリアの中で長ビッグネームを倒してきた選手で、ラウンド1では前戦準優勝のジョーディ・スミスとウェイド・カーマイケルと対戦する。
足首の怪我で豪レッグ全戦欠場しているコロヘ・アンディーノのリプレイスとして、引き続きマイキー・ライトが出場。
ケリー・スレーターのリプレイスとして、リアム・オブライエンがCT初出場する。
ワイルドカードについては、リップカールのスポンサーワイルドカードをジェイコブ・ウィルコックスが獲得。
ローカルトライアルから勝ち上がったのは、男子のケール・ウォルシュと女子のミア・マッカーシー。ケール・ウォルシュは、2018年の「ウルワツCT/マーガレット・リバー・プロ」や、2019年の「レッドブル・エアボーン・ゴールドコースト」にも出場している選手だ。
一方、ウエストOZローカルのミア・マッカーシーも、CT出場経験ありで、The Boxにもチャージすることで知られており、ロットネストでも活躍が期待される。
(THE SURF NEWS編集部)
WSL公式サイト:http://www.worldsurfleague.com/