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「Weird Waves」シーズン3の最後はタホ湖でのレイクサーフィン

コロナ禍でアメリカ国内に目を向けた「Weird Waves」シーズン3。
最終エピソードとなる今回の舞台はカリフォルニア州とネバダ州を跨る湖「タホ湖」でのレイクサーフィン。

レイクサーフィンは「Weird Waves」のシーズン1で有名な五大湖でのレイクサーフィンを取り上げたことがあるが、今回はメディアでもほとんど取り上げられたことがないタホ湖にディラン・グレイヴスは向かった。

タホ湖の特徴

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タホ湖はシエラネヴァダ山中にあり、最大水深はアメリカの湖で2番目に深い501m。
透明度は世界屈指で、背景にある山も重なってとても美しい湖だ。

この土地はスキーリゾートとして世界的にも有名な場所で、サンフランシスコなどからは日帰りで行くことができる。
タホの意味は先住民のワショー族の言葉で「大きな湖」

タホ湖でのサーフィン

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今回の案内役は「BIG DOG SURF CAMP」のオーナーとガイドを務めるビッグドッグことイアン。
サンフランシスコに拠点を置く彼は夏はサーフィン、冬はタホ周辺でのスノーボードが中心の人生を30年送っている。

タホ湖で波が立つ条件は風。

最初にディランがタホ湖に訪れた時は風速8〜13m、最大で約22mの風が吹く予報が出ていた。
海抜1.897mのタホ湖に風が吹けば当然寒い。
おまけに天候も悪い。
ヘッドキャップまで必要なフル装備で湖に飛び込む。

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最初に入ったのはボトムが玉石のレフトのポイントブレイク。
風波なので決して良い波ではないものの、仲間と貸切で楽しむサーフィンはいつも特別だ。

残念ながらこの時は期待していたほどの風は吹かず、ディランは一度帰宅して吉報を待った。

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ビッグドッグから100%良い波になると連絡が入ったディランは再びタホ湖へ向かう。
通常は浮力があるソフトボードを使用するビッグドッグがフィッシュボードにワックスを塗り、ディランもノーマルボードを用意。
風波ながら前回より明らかにパワーがある波にリップを繰り返す。

この風と波を待っていたローカルサーファーのレベルは驚くほど高い。
タホ湖でのサーフィンを愛するサーファーも多く、セッション後の駐車場は波談義で盛り上がっていた。

最後に名物のピアサーフィンをカリフォルニアのサーフィンらしい流儀でエントリーしてローカルを驚かせたディラン。
湖でもサーフィンは楽しいことを証明した。

「シーズン3を締めくくるのにふさわしい場所だった。海抜6,000フィートは今までサーフィンしてきた中で最も標高が高い場所だよ。素晴らしい旅だった。ご覧いただきありがとう。一年を振り返り、私達の世界が耐えてきた苦難の間に見つけた明るい兆しに微笑まずにはいられない。そして、自分の人生にサーフィンがあることに、これまで以上に感謝しているよ。これからも自分の知らないサーフィンの世界を探求していきたい。それでは、また次回お会いしましょう」
ディラン・グレイヴス

(黒本人志)

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