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「ケリーは五輪に出たがっている」ジョン・ジョンが語る術後の経過と五輪後の自分

いよいよ今月開催される東京五輪。

すでにアメリカ代表が静岡県牧之原市で事前合宿を実施、静波ウェーブプールを活用することが報じられており、怪我で戦列を離れていたジョン・ジョン・フローレンスとコロへ・アンディーノが海に戻ったことも確認されている。

その一方、2019年のCTランクでジョン・ジョンと僅か1ランク差、アメリカ代表の補欠選手に選ばれているケリー・スレーターが静岡の合宿にも参加するという噂がある。

ジョン・ジョンの最新の声

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果たして5月に左膝のACL(十字靭帯)の手術をしたばかりのジョン・ジョンが2〜3ヶ月後に金メダルを狙うことが可能なのか?

その点については最新のインタビューで、「金メダル獲得が目標。100%言える。勝てない試合には興味がないんだ」と自信を持って答えている。

すでにジョン・ジョンのInstagramではギブスを外した状態でサーフィンする映像が投稿されているが、まだエアーをするのには至っていない。

「1週間前からサーフィンをしている。動作を繰り返したり、ターンを深くしたり、毎週新しいことを取り入れているよ。ある意味、楽しいね。怪我から復帰するのはとても大変なことだけど、毎日が充実している。組織治療や鍼治療など、準備のためにできることは全てやっているよ」

前回の右膝の手術からの復帰は2019年の『ビラボン パイプマスターズ』の出場で、東京五輪のCT枠を得ることに成功した。

今回の左膝の手術からの復帰はその時と状況が変わり、エアーと細かいターンが要求される日本のビーチブレイクでの勝負になる。

その件についてジョン・ジョンは「小さな波では体を縮め、体制を低くしなければならず、膝にかかるトルクも大きくなる。しかし、今回は前足となる左膝という違いがある。後ろ足を痛めている時は、曲げるだけではなく、内側に押し込まれているからかなりの力が入ってしまうんだ。この2、3日の間にサーフィンをしただけでも、前回よりずっと回復が進んでいる。また、前回のようにハムストリングの一部を切除しなくて済んだことも幸いしている。医師がハムストリングを骨に戻し、より強くなったんだ」と話している。

このような形で回復傾向のジョン・ジョンが東京五輪を辞退する可能性があるとすれば、それは試合当日か直前の判断になるだろうとも話している。
つまり、補欠のケリー・スレーターが出場するにはいつでも準備出来るように日本にいる必要がある。

古くから付き合いがあるケリーのことはジョン・ジョンも知り尽くしているようだ。

「多分、ケリーは凄く出たがっているだろうね。ケリーはコンペティターだから、出来る限りのことをして準備しているだろう。私だって出来る限りのことをしているし、かなりやる気だよ。五輪出場のために努力をしてきたんだ。毎日膝を良くすることだけを考えているくらいさ」

ジョン・ジョンが語る東京五輪後の自分

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東京五輪のサーフィン競技は僅か4日間。

この期間が終わり、通常のCTが戻ってきた時のことも考えなければいけない。
ジョン・ジョンは2度のワールドタイトル獲得の後も当然のようにタイトルを重ねるだろうと言われてきたが、2度のACL(十字靭帯)の手術もあり、その期待には応えられていない。
それは彼の常人には考えられないフィジカルなサーフィンスタイルに関係あるのか?


「長い目で見れば、良く分からない。私は10年先のことを考えるタイプの人間ではないからね。今回の怪我は全く心配していないよ。今までと同じように調子が良いし、自分がどれだけ頑張ろうと影響はない。このような小さなアップダウンは、ある意味では楽しい挑戦なんだ。薬や医者、今は何でも揃っているしね。10年前だったら、このような怪我はキャリアの終わりを意味していた。でも、私は手術の6週間後にサーフィンを始められたんだ。それはとても素晴らしいことさ。私は多くのトレーニングを施し、栄養学にも力を注ぎ、多くのことを学んできた。競技が好きでなくならない限り、私のキャリアを妨げるものは何もないと思うよ」

まだ28歳のジョン・ジョンがCT引退を考えるのは先のことになりそうだが、少なくとも彼以上のスターが現れるまでは競技を続けて欲しい。
多くのCTファン、サーフィン業界の人間がそう願っていることだろう。

参考記事: John John Florence On How Badly Kelly Slater Wants His Olympic Spot And The Health Of His ACL

(空海)

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