東京五輪のサーフィン競技に出場する選手選考について最も釈然としなかったジョアン・ドゥルーの出場適格要件の却下についてISAが透明性を確保するために重要なポイントの説明を公表しました。
まず、簡単に経緯を説明するとジョアン・ドゥルーはフランス国籍。
すでに代表枠はジェレミー・フローレス、ミシェル・ボレーズが2019年CT枠で獲得していましたが、ジョアンは2019年CTランキングの3番手として補欠選手になれる可能性がありました。
今回のISAの説明によると、まず東京五輪に参加する条件としてCT選手は2019年、2021年の『ISAワールドサーフィンゲームス』に参加することがルール。
これは2018年に決定して全てのサーファーと関係者に向けて発信されていました。
ジョアンは2019年の『ISAワールドサーフィンゲームス』を怪我を理由に欠場。
ISA実行委員会において同じく怪我で『ISAワールドサーフィンゲームス』を欠場した他の選手については特定のケースとして認められたものの、ジョアンについては医学的証拠が十分ではないことを理由に却下されたのです。
また、今回の五輪代表選考の制度によると2021年の『ISAワールドサーフィンゲームス』での優勝は出場に直結せず、先に説明した通り、2019年CT枠で二人のフランス人が出場権を得ていたことも理由にあげています。
ISAは全てのルールに従って判断して全てのアスリートを平等に扱い、公平性を図っているため、今回のような判断になったと説明しています。
(THE SURF NEWS編集部)