2021年7月23日、東京2020オリンピックの開幕式が新国立競技場で開催され、サーフィン日本代表「波乗りジャパン」の選手も参加した。
開会式では、歌手のMISIAが国歌独唱し、大坂なおみが聖火リレーの最終ランナーとして聖火台に点火した。日本の旗手はバスケットボールの八村塁とレスリングの須崎優衣が務め、日本代表選手団が入場行進。白紅のユニフォームを纏ったサーフィン日本代表の4名も続いた。
サーフィンが初めて五輪競技となる「東京オリンピック」。今もなお世界で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、近代五輪124年の歴史のなかで初めてとなる延期を余儀なくされた。
開幕日になってもなお開催には賛否両論あるが、先行きの不透明ななか準備を進めてきた選手達にとっては、改めて五輪やそのスポーツをやることの意義を問い直しながら、ようやく迎えた大舞台だ。
メダルの期待がかかるサーフィン日本代表の五十嵐カノアは、開幕式を終えて「セレモニーは凄い感動してモチベーションが上がりました。旗を持った八村塁のまわりにいたことで、これまで以上に金メダルを獲りたいと思いました。日本チームとしていられたことは一生忘れない思い出」と振り返った。
また、「八村塁もリーダーっぽく”ニッポン!ニッポン!頑張ろう!”と掛け声をかけていたのが印象的。友達の堀米優斗とも話して、あと1週間経ったら二人とも金メダル獲って写真撮りたいねと話した」と、競技の域を超えチームジャパンとして日本のために戦うと、明日からの本番に向けて誓った。
サーフィン日本代表は、1年半ほど前に五輪内定を得た五十嵐カノア、コロナ禍で延期され2か月前に開催されたばかりの「2021 ISAワールドサーフィンゲームス」で内定を得た大原洋人、都筑有夢路、前田マヒナの4名。
競技は、波のコンディション次第だが、7月25日(日)朝7時から男子ラウンド1のヒート1が開始され、大原洋人が登場する予定だ。
(THE SURF NEWS編集部)