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マイキー・ライトがCTを退き、フリーサーファーに戻ると発表

今期いっぱいで引退を表明しているエイドリアーノ・デ・スーザに続き、ジュリアン・ウィルソンジェレミー・フローレスと引退表明が相次ぐ2021年シーズン。

またしても一人のサーファーがCTから去ることになった。

2xワールドチャンピオン、タイラー・ライトと東京オリンピックで銅メダルを獲得したオーウェン・ライトの弟、マイキー・ライトが現在開催中のCT第7戦『コロナ メキシコ オープン』のSeeding Roundの勝利者インタビュー中に以下のようなコメントをしている。

「今回がチャンピオンシップツアーでの最後のイベントになる。フリーサーフィンの世界に戻って、スウェルを追いかけ、ビデオを作るつもりさ。実はCT出場の話がすぐに決まってしまったので、自分がここにいたいかどうかを考える時間もなかったんだ。これからの数ヶ月を考えると本当にワクワクしている。自分の力をみんなに見せて、楽しみたいと思う」

アップダウンが激しかったCTキャリア

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そもそもCTで輝かしい成績を残している兄姉と違い、マイキーは競技よりもフリーサーフィンに定評があった。
QSは2015年に一度だけ精を出したことがあるが、ランキング72位とクオリファイには程遠かった。

大きな転機となったのは、2018年。
CT開幕戦でトライアルからワイルドカードを手に入れ、2xワールドチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンスを僅か2本のライディングで倒す大活躍。
その個性的なルックスやサーフィンスタイルから一躍時の人になったのだ。

マイキーはそのシーズンにワイルドカードとリプレイスメントだけで異例の8イベントに参加する。そして、3位が2回。ランキング12位となり、QSでも6,000のハイグレードで優勝して瞬く間にクオリファイを果たしてしまった。

しかし、2019年のルーキーイヤーは2018年の『Volcom Pipe Pro』で痛めた臀部の影響で第2戦のベルズ戦の前に入院。
8戦を欠場してシーズンを棒に振り、僅か一年でCTを脱落。

(常にカウボーイのようなスタイルのマイキー)
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2020年はパンデミックの間に行われた豪グランドスラムでイーサン・ユーイングと分け合う形でタイトルを獲得したが、2021年シーズンのワイルドカード枠はレオナルド・フィオラヴァンティとの異例の特別ヒートに敗退して失うことになる。

ここで終わらないのがマイキーの運の良さ!?で、2021年シーズンは怪我での欠場選手が多く、ワイルドカードとリプレイスメントで今のところ全てのイベントに参加している。

但し、現在のランキングは33位。
やはり、マイキーに競技の世界は向いていないのか?
最後にメキシコ戦でマイキー節を見せて欲しい。

ちなみにマイキーがスポンサーの「Quiksilver」で公開した直近のフリーサーフィンの動画は以下。
彼に自由を与えると驚くほど独創的なラインを描く。

(空海)

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