シリーズ「おいらはサーファーの味方」No. 56
『あーら奥さん、ごぞんじでした~』
今回は、サーフィン愛好家のみんなが、素敵なサーフィンライフを送れる便利グッズを紹介したい。先に断っておくが、これは誘導広告の類ではない。筆者が自費で買い、そして使ってみたら良かった、だから善意の心でみんなに勧めたいというものばかり。(仕事の関係で頂いた製品や、流用したものもある)レポートだから良いところと、いまひとつなところも正直に報告したい。ブランド名はあえて伏すが、興味がある人は調べればすぐ分かるだろう。
『使えるワックスケース』は韓流コチュジャン入りだった。
『使えるワックスケース』ってなかなか見つからない。ワックスケースなんて、なんでもいいじゃんと思うかもしれない。そもそもケースなんて無くてもいい、その気持ちはよくわかる。長年、筆者もケースは使わないでワックスとつきあってきた。包装を破ってボードにゴシゴシ、そしてどこかにポンだったね。だけど、それだとすぐに無くしてしまうことに最近になって気がついた。だからワックスケースって、絶対にあった方がいい。
さて、『使えるワックスケース』の条件は、まずワックスがピタリと入る大きさ、これ重要。何個かスッポリ入って、そして直射日光が入らないこと、ワックスが溶けにくくするためだ。そして車内でも目立つ色。長年探しているけど、なかなか「これ!」というのが見つからなかった。
しかし、とつぜんその出会いがあった。なんと韓国食材の唐辛子ペースト、コチュジャンの容器がワックス入れにぴったりだった。色もイタリアンレッドでなかなか気に入っている。セックスワックスが三つ入っても余裕のスペースがあるからワックスの欠けらも入る。このコチュジャンは、湘南だとOKストアで販売されている。でも、コチュジャンを食べきらないといけないので、それが問題かもしれない。焼肉のタレに混ぜたり、キムチ鍋に入れたりと用途はあるけど、サーフボードには塗らないように…。
一点固定式のサーフキャリア
品質、デザイン、実用性と星三つ
サーフシティに住むと、キャリア付きの自転車は必需品。長く付き合うから、あとで後悔しないためにもよく考えて選んだ方がいい。
自転車用サーフキャリアは、アームを固定する金具が1つか2つかに分かれる。ロングなども運びたいならば、2つで固定するキャリアがいい、1つのタイプはショート専用だ。
キャリアはアームが簡単に取り外せるかも考慮したい。アームを付けっ放しにしておくならば、質実剛健なタイプが良い。サーフィンのとき以外は取り外したいと思う人は、アームが簡単に外せるタイプがいい。というのも潮風などでキャリアは錆びついてしまうからだ。
このキャリアは、筆者にとっては3つ目。その経験を踏まえても、これはそうとう考えて作られてあるなと感じる。アームを固定する金具はダイキャスト製。アームはそこに差し込み回すだけで固定される。ネジもなにも必要としない。アーム本体もサビに強いステンレスで、使わないときの収納も屋内の狭いスペースへ納めることができる。
ただしの金具が1点式だからロングボードには向いていない。ショート専用のサーフキャリアだ。
アームを頻繁に付けたり外したりするというショートボーダーにはオススメだと思う。
良いグラサンとは、疲れないグラサン
サングラスに求められるものは、ファッションよりも機能が優先と考えるのは筆者だけだろうか?目を保護するために強い光を遮り、長時間使用しても疲れない。サーフトリップで長時間運転するとつくづくそう感じる。ブランドのロゴも無くていい。しかも原材料がペットボトルなどのリサイクル素材とくると、サーファーならば無視できない。
GPS付きリストウォッチ
以前にも紹介したけど、使うようになってすでに2年以上が経った。
GPS以外で便利だなと感じるのは、タイドチャートだ。トリップでどこかにいったときも、ボタン1つでそのエリアのタイドに設定できる。GPSに関して言えば、波に乗った本数だけでなく最高速度や距離、そしてパドルした航跡も記録される。
気になるところはGPSに接続するときに時間が掛かるところ、曇りの日だとその時間がさらに長くなる。また波に乗ってもカウントされないときもある。さらにサーフしたラインは表示されるもののターンやカットバックまでは記録されない。スマホのアプリに接続してクラウド(たぶん)に保存されるが、アプリの動作が不安定なときもある。
この時計は充電式なのでバッテリーを交換する必要がない。劣化によっていずれは交換する時期が来るだろうけど2年以上使った現在もまだ十分に使えている。ちなみに充電は専用のUSBケーブルに繋げれば良いだけだ。このアプリではCTプロたちの記録も閲覧できる。
総じて、波が良かったときの記録が残るのはやはり良いと思う。時間が経ってからその記録を見返すと、忘れているサーフセッションがかなりあって、人の記憶ってあてにならないことがよく分かる。
100円のフィンケース
フィンを購入するたびについてくるゴージャスなあのケース。でも、便利かというとそうでもない。サーフィンに行くときは、そのケースから出して持っていく。しかしバラで持っていくとフィンを無くしたり、セットを間違えたりとトラブルを起こしやすい。
ということでフィンをまとめて入れられるケースを探していたら、100均ショップでちょうどいいのを見つけた。トライフィン3セットくらいは余裕で収納できる。めちゃくちゃ便利というわけでもないが、悪いところもいまのところ見当たらない。
(李リョウ)