現地時間11月25日、ISA(国際サーフィン連盟)はSUP(スタンダップパドル)の国際大会である『2022年 ISA SUPアンドパドルボードチャンピオンシップ』をプエルトリコで開催すると発表した。
オリンピックでのサーフィン競技採用に大きく貢献したISAは2012年からSUPの大会にも力を入れており、2020年夏にはSUPのオリンピックレベル統括組織に選出されている。
サーフィンに比べると歴史は浅いながら、世界のSUP人口はすでに100万人以上と言われている。
日本でも湘南などを中心に定着しているウォータースポーツで、今後オリンピックの競技として採用されることになれば人気が加速する可能性もある。
『2022年 ISA SUPアンドパドルボードチャンピオンシップ』概要
『2022年 ISA SUPアンドパドルボードチャンピオンシップ』は大まかにSUPでのレース、パドルボードでのレース、SUPのサーフィンと3カテゴリーに分かれる。
スピードを競うレースはプエルトリコの首都、サン・フアンにあるラグーナ・デル・コンダドとバイア・デ・サンフアン。
波に乗るSUPサーフィンはライト・レフト共ににあり、多方向のウネリを拾うLa 8が会場になる予定だ。
『 ISA SUPアンドパドルボードチャンピオンシップ』の歴史
2012年のペルーからスタートした『ISA SUPアンドパドルボードチャンピオンシップ』は2年連続のペルー開催の後、ニカラグア、メキシコ、フィジー、デンマーク、中国、エルサルバドルと4大陸に渡って行われ、SUPの世界的な人気を示している。
特に2017年のデンマーク大会はコペンハーゲンの水路や、「コールド・ハワイ」と呼ばれるデンマーク北西部の険しい海岸が舞台となり、42カ国、286名の過去最高の数の選手が参加した。
2019年のエルサルバドル大会ではジャスティン・デュポン、ブノア・カルペンティエルが活躍してフランスチームの金メダル獲得に大きく貢献していた。
2020年、2021年はパンデミックにより中止となったため、2022年のプエルトリコ大会は9回目の開催となる。
ISA会長のフェルナンド・アギーレ氏の声明
世界的なパンデミックの影響でSUPコミュニティにとって本格的なイベントが開催できないという困難な状況が続いていましたが、プエルトリコのような真のサーフィンの地でこの素晴らしいイベントを再開できることを非常に嬉しく思います。
今回の発表で世界のSUPコミュニティにこのスポーツを世界規模でサポートし発展させるためのISAの継続的な取り組みをメッセージとして伝えたいと思います。
サーフィンとSUPの歴史が豊かな島、プエルトリコに戻ってくることができて感激しています。
これはプエルトリコの友人たちとのエキサイティングなパートナーシップの始まりであり、この島の美しさと文化を祝うのが待ちきれません。
イベントの詳細については2022年始めに発表される予定だ。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(空海)