ハイシーズンのパイプライン&バックドアのベストデイを4日間も貸し切って開催される毎年恒例の『Da Hui Backdoor Shootout』
CTでもQSでもない究極のローカルコンテストが1月6日、7日、12日に行われ、16日にファイナルデイを迎えた。
『Da Hui Backdoor Shootout』は2019年に松岡慧斗が2年連続3位に入り、イベント唯一のパーフェクト12(このイベントのパーフェクトスコアは10ではなく、12)を出してそのシーズンの映像形式のコンテストを総なめしたことで日本での知名度が一気に上がった。
『Da Hui Backdoor Shootout』はパイプラインマスターズ並の長いウェイティングピリオドを設けて更に波が悪ければ行わないという選択肢もあるため、ファイナルデイまで進行した今年も素晴らしいコンディションだった。
特に4日間の中でもファイナルデイはJOBも所属するDA HUI WAXのカラ・グレースがパイプラインでビハインドピークからのテイクオフ、完璧にバレルに姿を消してからのスピットアウトでイベント唯一のパーフェクト12をスコアするなどクリーンで最高の波に恵まれていた。
カラ・グレースのパーフェクトライド
優勝はメイソン・ホー
『Da Hui Backdoor Shootout』は独自のユニークなフォーマットを使用する。
4人1組の8つのチームで4日間に渡り合計6ラウンドを行う。
ヒートはそのチーム4人が一緒に海に入り、波をシェアしながら総合得点を競うのだ。
そこにプライオリティやパドルバトルなどの争いはなく、アロハの精神でイベントは進行する。
コンテストは初日から10ポイントを出したジョン・ジョン・フローレンス(Florence)を始め、メイソン・ホー(Snapt 4)、ジークことエゼキエル・ラウ(QUIK SILVER)などが個人のトップ争いをしていたが、ファイナルデイでメイソンが僅かに上回り、個人優勝を決めた。
チームではジョン・ジョンが所属するチームFlorence、日本チームのDA HUI JAPAN、QUIK SILVER、メイソンが所属するチームSnapt4がファイナルデイでトップを争っていたが、最後にSnapt4が逆転優勝を決めた。
特別賞「Hardest Charger Award」は唯一の12ポイントを出したカラ・グレースと初の女性チームの中で最もチャージしていたべサニー・ハミルトンが受賞。
コンテスト直後にパイプラインの目の前のボルコムハウスで行われた表彰式はローカルコンテストらしく和やかなムードで進行、最後にDa Huiの創設者、エディ・ロスマンのスピーチで幕を閉じた。
『Da Hui Backdoor Shootout』結果
個人順位
1位 メイソン・ホー(Snapt4)
2位 バララム・スタック(VOLCOM)
3位 ジョン・ジョン・フローレンス(Florence)
チーム順位
1位 Snapt 4
2位 VOLCOM
3位 Florence
SNSで話題になった初のウィメンズチーム
今回、『Da Hui Backdoor Shootout』では初のウィメンズチームが結成。
その中でもべサニー・ハミルトン、『HIC Pipe Pro』で優勝、2022年CT開幕戦のワイルドカードを手に入れたモアナ・ウォンのチャージが凄いとSNSでも話題になっていた。
べサニー・ハミルトン
モアナ・ウォン
日本チームも大健闘!
2019年の松岡慧斗の活躍でも分かる通り、優勝を狙える実力を持つ日本チーム。
今年はDA HUI JAPANとして堀口真平、佐藤魁、脇田泰地、松永大輝、伊東李安琉と若手中心で揃え、コンテスト3日目終了時点でトップに5ポイント差の2位につけていた。
ファイナルデイでも松永大輝が10pt、伊東李安琉が9.5pt、佐藤魁が9ptを出すなどMCを唸らせるバレルライドを披露していた。
▪️Da Hui Backdoor Shootout Day 1
▪️Da Hui Backdoor Shootout Day 2
▪️Da Hui Backdoor Shootout Day 3
▪️Da Hui Backdoor Shootout Day 4
『Da Hui』公式サイト
“https://store.dahui.com/
(空海)